【橿原市昆虫館だより】黒・白・黄色の昆虫「シロモンオオサシガメ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
奈良
動物園だより
2024.01.22

【橿原市昆虫館だより】黒・白・黄色の昆虫「シロモンオオサシガメ」

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今月のどうぶつ:シロモンオオサシガメ

学名:Platymeris buguttatus
カメムシ目 サシガメ科
生息地:アフリカの熱帯地域

展示の様子

黒・白・黄色の昆虫

シロモンオオサシガメは、カメムシの仲間です。カメムシほどくさいにおいは出しませんが、やっぱりくさいです。

成虫の羽には、大きな白い模様・もんが2つあります。体の色は、脱皮をしてすぐは赤色ですが、次第に黒く色づいていきます。そのため成虫は、足にある黄色の模様が目立ちます。幼虫も黒っぽい色をしていますが、えさを食べるとお腹がふくらみ、赤色になります。


シロモンオオサシガメの幼虫
(左:食前、右:食後)

捕食シーンは、迫力があります

シロモンオオサシガメは、生きた昆虫を見つけると飛びつき、針のような口をつきさして捕食します。その際、消化液を流しこみ、それによってとけたものを吸って食べています。また、えものににげられないように、まひして動けなくなる毒も、消化液とともに注入しています。これらのことから、シロモンオオサシガメの英名には、暗殺者という意味の単語が使われています。

昆虫館では、かくれ家としてキッチンペーパーのしんをケースに入れて飼育をしています。展示もしていますので、ぜひ当館へおこしいただき観察をしてみてください。

飼育中のシロモンオオサシガメ

かしはらしニュース

気まぐれ展示「だんごむし・ごきぶり」
開催期間:令和6年2月末まで(予定)

開催中の気まぐれ展示では、3種類のダンゴムシと4種類のゴキブリをカラフルにかざって展示しています。ダンゴムシもゴキブリも、みんなの想像する姿や色とはちょっとちがう種類をピックアップ。展示ケースの中でかくれてしまうことが多い虫たちですが、工夫して見えやすいように紹介しています。


写真提供:橿原市昆虫館

協力・監修:橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/kanko_bunka_sports/konchukan/index.html

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