【エコチル特集】北海道の冬が変わる!地球温暖化による気候変動の影響に『適応』していこう!!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
特集
2023.12.11

【エコチル特集】北海道の冬が変わる!地球温暖化による気候変動の影響に『適応』していこう!!

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地球温暖化により、私たちの生活にも影響が出ています。身の回りに起きる変化と、それに備えるための「適応」について、いっしょに考えてみましょう。

地球温暖化の影響を知り、備えよう!

近年、大雨が降る、暑い日が続くなどの極端な気象が世界各地で深刻になっています。この原因の1つに地球温暖化が考えられます。

地球温暖化とは、私たちの暮らしから出るCO₂などの温室効果ガスが増えることで、平均気温が上がることです。地球温暖化は、世界の気候を変え(気候変動)、自然環境や暮らしにさまざまな影響をおよぼします。北海道でも、作物の生育不良や近海に回遊する魚の種類が変わるなどの問題が起きています。この対策として、再生可能エネルギーの活用や省エネにより、温室効果ガスを減らすこと=「緩和」と、気候変動への影響に備えること=「適応」が大切です。適応について、図1でくわしく見てみましょう。

出典:気候変動適応情報プラットフォーム資料を基に作成

北海道の冬の生活はどう変わる?

北海道の平均気温は、120年で約2℃上がっています。このまま世界で対策をしなければ、21世紀末の北海道の冬の平均気温は20世紀末に比べ、約5℃上昇すると予測されています。気温が上がると、今までは雪が降っていた時期に、雨が降ることが増えます。真冬でもかさが必要な日が増えるかもしれません。また、今まで真冬には雪があまりとけなかった地域で、雪がとけたりこおったりをくり返しやすくなり、ツルツル路面が生じやすくなるかもしれません。ツルツル路面が増えると、転んだり、車のスリップ事故が起きたりと、とても危険です。

一方で、気温が上がると、北海道の多くの地域で雪が降る頻度は減りますが、大雪はあまり減らないと予測されています。大雪への備えは将来も必要になりそうです。私たちは北海道の冬の変化にどう適応していけば良いか、図2を見て考えてみましょう。

【変化 01】
雪が降る頻度は減るが、大雪はあまり減らない。重くしめった雪が増える。
→除雪が集中する→交通障害が長引く →生活や経済活動への影響
【適応】
大雪で外出できない場合や停電の場合に備えて 防災用品や食べ物、水などを備蓄する。

【変化 02】
雪がとけたり、こおったりをくり返す。
→ツルツル路面が増える→転倒やスリップ事故が増える →生活や健康への影響
【適応】
防水機能があり、すべりにくいくつを選ぶ。 歩き方にも気を付ける。

【変化 03】
冬の雨が増える。雪どけが早まる。
→急激な雪どけ→雪崩・土砂崩れ・洪水が増える →自然災害・生活への影響
【適応】
気象情報などを確認して、悪天候のときは、 危ない所には行かない。外出をひかえる。

こちらも見てみてね!
>>> 気候変動適応ハンドブック

気候変動で北海道はどうなる? どうする?

このまま地球温暖化が進むと北海道はどうなる?!動画「未来の天気予報 北海道2100冬」など、冬の変化について紹介しています。
>>> くわしくはこちら
引用元:道総研

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気候変動への「適応」について、動画などを見ながら楽しく学べます。

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監修:北海道経済部ゼロカーボン推進局地球温暖化対策課

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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