【京都市動物園だより】はだがとても弱く昼間は水の中にいるよ「カバ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2023.12.11

【京都市動物園だより】はだがとても弱く昼間は水の中にいるよ「カバ」

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今月のどうぶつ:カバ

学名:Hippopotamus amphibius
偶蹄目 カバ科
生息地:アフリカ大陸(サハラ砂漠以南)の湿地や河川などの水辺

体長3.5〜4m、体重約2〜3.2t(当園の「ツグミ」は約1.5t)。陸上動物では、ゾウ、サイに次ぐ重さです。

はだがとても弱く昼間は水の中にいるよ

カバの体は厚いしぼうと真皮・上皮でおおわれています。しかし上皮は非常にうすく、かんそうするとさけてしまうほどデリケート。あせはかかず、ねばりけのある赤い液を体から出して、うるおいを保ちます。

昼間は水中にもぐって日光をさけ、外敵からも身を守ります。カバの目・鼻・耳は一直線上にあり、水面から少しだけ顔を出して呼吸しながら周囲をうかがうことができます。水中では、泳がずに後足を後方にのばし、前足だけで水底を移動します。メスは水中で出産も行い、オスは陸でも水中でも、おしっこやうんちをまき散らしてなわばりを主張します。

食性は草食で、夜に陸へ上がって草木や草の根、木の葉などを食べます。

体から染み出す赤い液

一生のび続ける長い犬歯(きば)

京都市動物園には現在、「ツグミ」というメスのカバが1頭います。飼育下でのカバの平均寿命は45〜50才。ツグミは36才でまだまだ元気です。左下あごの犬歯が外向きに曲がっていますが、健康に過ごしているので、問題ありません。ただ、カバの犬歯は一生のび続けます。野生下では、なわばり争いなどに使われ自然にすり減りますが、動物園では安全のため、けずってケアしています。

野生のカバの犬歯は、工芸品やはんこの材料にも使われます。乱獲による生息数の減少に加え、開発による生息地の分断・減少も深刻で、2006年に絶滅危惧種に指定されています。

乾草を食べる「ツグミ」

きょうとニュース

フンボルトペンギンの「ワラビ」、成長中!

6月30日(金)に生まれたペンギンの「ワラビ」。ヒナ特有のふわふわの羽毛がぬけて、つるんとした大人の羽に生えかわり、体も大人と変わらないほど大きくなりました。全体的に色の境目がぼんやりしているのは亜成鳥といい、「子ども」の段階の特徴です。来年の夏ごろに羽が生えかわった後、大人と同じ色合いになります。


写真提供/京都市動物園

協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/

 

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