【相模川ふれあい科学館だより】アジの仲間で最大の魚幼魚は相模川にも「ロウニンアジ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
相模原
動物園だより
2023.12.04

【相模川ふれあい科学館だより】アジの仲間で最大の魚幼魚は相模川にも「ロウニンアジ」

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今月のいきもの : ロウニンアジ

学名:Caranx ignobilis
スズキ目 アジ科
生息地:インド・太平洋の外洋から河口の汽水域
(淡水と海水が混じり合う水域)

現在開催中(12/10まで)の特別企画展「相模の海の生き物展」でも紹介している注目の魚です。

アジの仲間で最大の魚 幼魚は相模川にも

暖かい海に広く分布し、成長すると全長1m以上、体重30㎏をこえるロウニンアジ。ルアーづりの対象として人気の魚で、ときどき河口から川へ入って来ることがあります。

相模川で見られるのは「メッキ」と呼ばれる幼魚です。銀色で平たく丸みのある体形、尾ビレの付け根にアジ類特有の「ぜいご」(トゲトゲしたかたいうろこ)があるのが特徴。相模川ふれあい科学館では、この幼魚を展示しています。

成魚になると体色は灰色から黒に近い色になり、体型や顔の形も変化します。成魚の姿は「相模の海の生き物展」のブースに、ほぼ原寸大のイラストがあるので参考にしてください。


ロウニンアジの幼魚

「流れのアクアリウム」河口域に幼魚がいるよ

ロウニンアジの展示場所は、川ゾーン「流れのアクアリウム」河口域の水槽です。まだまだ小さい幼魚で、実際に相模川で見られるのも、このサイズがほとんどです。同じ水槽に大きなドチザメやハンターのスズキもいますが、問題なく共存しています。

「流れのアクアリウム」は長さ40mの大型水槽で、相模川の水源から、相模湾に注ぐ河口までの環境を再現しています。上・中流域にすむ川魚はもちろん、河口域ではロウニンアジの他にも、さまざまな海の生き物を見ることができますよ。


丸で囲った部分にいるのがロウニンアジ

さがみはらニュース

もうすぐ終了! お見のがしなく

多目的室1にて好評開催中の「相模の海の生き物展」が、いよいよ12月10日(日)に最終日をむかえます。

相模川の先に広がる相模湾にすむ生き物たちの魅力を、ぎゅっと集約した今回の展示。「こんなのいたの?」「おもしろい形!」とおどろく生き物たちがいっぱいです。ぜひ見に来てくださいね!


写真提供・協力 ・ 監修/相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら

相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら

〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
Tel.042-762-2110
https://sagamigawa-fureai.com

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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