【エコチル特集】環境に優しい 次世代自動車について学ぼう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
特集
2023.02.06

【エコチル特集】環境に優しい 次世代自動車について学ぼう!

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今、次世代自動車が、環境に優しい車として知られ、注目を集めているよ。最新技術がたくさんつまった次世代自動車について、くわしく見ていこう!

次世代自動車って何だろう?

みんなは次世代自動車について、どのくらい知っているかな? 次世代自動車とは、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)のことで、地球温暖化の原因となるCO₂の排出が少ない、または排出しない、環境に優しい自動車なんだ。

ほとんどの自動車は、ガソリンを燃料として走っているけれど、ガソリンを燃やすことで出るCO₂をふくむ排気ガスが、地球温暖化の原因の1つに。なんと、この100年ちょっとの間で、地球全体の平均気温は約1℃上がったといわれているよ。

さらに、もっと気温が上がると、世界各地で豪雨や猛暑、干ばつといった異常気象が起こるなど、さまざまな影響が出ると予測されているよ。そこで、地球温暖化を防ぐために、次世代自動車が注目されているんだ。

次世代自動車を普及させるのは簡単じゃない!?

次世代自動車を普及させるにはクリアしなければならない課題もあるよ。

例えば、電気自動車では、
①充電できる場所が少ない
②充電に時間がかかる
③1回の充電で走れる距離が短い
④車両価格が高い
などの課題があるよ。

これらの課題を解決するために、ショッピングモールやコインパーキングなど、さまざまな所に充電器を設置したり、世界中の自動車メーカーが、がんばって新しい技術を開発したりしているんだよ。

次世代自動車を普及させよう!横浜市の取り組み

横浜市では、次世代自動車を普及させるために、いろいろなことに取り組んでいるよ。例えば、燃料電池自動車の購入サポートやマンションに充電器を設置するときの購入サポートをしているよ。また、一般道路に充電器を設置する取り組みを日本で初めてやったんだ。

その他にも、多くの自動車会社と協力して、次世代自動車を紹介するイベントをやっているよ。2月23日(木・祝)には、横浜市役所で次世代自動車の試乗会イベントを開催するから、ぜひ遊びに来てね!

次世代自動車を知ろう!

3種類の次世代自動車の 特徴を紹介していくよ。

電気自動車(EV)

充電した電気の力でモーターを回して走る自動車。エンジンが無いから、騒音や振動が少ないんだ。 発進が力強くて、加速もスムーズだよ。

プラグインハイブリッド 自動車(PHV)

おうちなどの専用コンセントから充電して、電気自動車のように走ることができる自動車。旅行などで遠くに行くときはガソリンでも走ることができるんだよ。

燃料電池自動車(FCV)

燃料電池で水素と空気中の酸素を化学反応させて作った電気で、モーターを回して走る自動車。走行中に排出されるのは、水だけなんだ。

2/23(木・祝)開催!実際に乗ってみよう!! /
「次世代自動車試乗会inみなとみらい」

各メーカーから販売されている次世代自動車が横浜市役所に大集合! 気になる車を間近に見て、乗ることができるよ。いろいろな次世代自動車を体感できる機会、ぜひおうちの人と来てみてね。

【開催日時】2023年2月23日(木・祝) 10時~16時
【場  所】横浜市庁舎1階アトリウム (中区本町6丁目50番地の10)

>>> くわしくは こちらから!

次世代自動車は走る電池?

次世代自動車の中には、電気を取り出して使うことができる車もあるんだって。例えば、地震や台風などで停電が起きたときは、スマホを充電することができるんだ。

以前、区役所で電気トラブルがあったとき、区役所のお仕事が止まらないように、次世代自動車から電気を送ってパソコンやコピー機を動かしたことがあるんだよ!!

電気の 地産地消 風を利用したもう1つの次世代エネルギー
横浜市風力発電所「ハマウィング」

2007年から稼働し、風の力から電気を作っている「ハマウィング」をくわしく見ていくよ!

ハマウィングとは?

ハマウィングは、横浜市の職員の提案から2007年に神奈川区の瑞穂ふ頭内に設置され、16年間稼働し続けているよ。年間の発電量は約210万kWhで、横浜市の一般家庭の年間消費電力量の約500世帯分に相当。これは、CO₂を約900t削減したことになり、杉の木約10万本が1年間に吸収するCO₂と同じ量になるよ。

ハマウィングの役割

横浜市で唯一の風力発電所であるハマウィングは、風車としてはとてもめずらしい都市型立地の風車だよ。横浜市の風景の一部として、環境や再生可能エネルギーについて考えてもらうきっかけ、シンボル的な存在として多くの人に親しまれているんだ。また、ハマウィングで作られた電気は横浜市内のいくつかのお店で使用されているよ。

ブレードの直径は80m。最速約3秒で1回転するよ。点検するときは、78mもあるタワー内のはしごを1段ずつ登っていくよ。

風車の中を見学することもできるよ。※要予約

【問題】ブレード先端の速さはどれくらい?できる人は計算してみてね。

答え:約時速300Km

 

ハマウィングの運営

ハマウィングで作られた電気を売ったお金と、ハマウィングサポーターの皆様からの応援金をもとに、点検や修理、見学会の開催などしているんだよ。

ハマウィングサポーターの皆様【プライムクラス】

【スタンダードクラス】
横浜農業協同組合 (株)神奈川保健事業社 キリンホールディングス(株)

>>> ハマウィング


横浜市役所 環境創造局 環境エネルギー課

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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