【エコなひと】分からないとき、不安になったとき。深く原因を調べることで、視野が広がり、新しいチャレンジにつながる。｜合同会社エゾリンク代表安藤義乃さん

今回は、北海道大学非常勤研究員（ポスドク）の安東義乃さんに、今年５月に設立した合同会社エゾリンクの活動について、お話をうかがいました。

今月のテーマ：研究データとエコサイエンス

分からないとき、不安になったとき。原因を深く調べることで、視野が広がり、新しいチャレンジにつながる。

合同会社エゾリンク代表
北海道大学地球環境科学研究院
安東義乃さん

京都大学大学院で理学博士取得後、京都大学生態学研究センターにて勤務。出産後、北海道大学で非常勤研究員（ポスドク）として復帰。2023年5月に北大のポスドク4名と共に合同会社エゾリンクを設立。 https://sites.google.com/view/ezolink/

研究データを活かしプログラムを開発

エゾリンクでは、大学の研究データを活かした日常生活に役立つコンテンツを開発しています。
「自然のめぐみが私たちの暮らしを支えていることを科学的に伝える“エコサイエンコンテンツ”を、教育現場、企業、地域などで提供しています。エコツアーなどを通じて、みなさんの環境意識やライフスタイルが変化するような活動を目指します。現在は自然の仕組みから環境問題を考えるカーボンクエストというプログラムを開発中です」と安東さんは話します。

分からないときはじっくり調べよう

自分の生活を大切にしながら、現状でできるエコ活動をしている安東さん。小学生へのメッセージをいただきました。
「地球温暖化などの問題が起きている今。不安を感じることもありますよね。そういうときは、何が問題なのかを深く調べてみてください。原因が分かると解決策が見えてきたり、問題点をみんなで話し合うことができたり、視野が大きく広がって新しいチャレンジにつながることもあります。本やインターネットで調べるだけでなく、外に出て身の回りの生物に目を向けて、自然をはだで感じてください。そして、もっと知りたくなったらエゾリンクに会いに来てほしいな。」