【長野市城山動物園だより】日本のシンボルとして選ばれた鳥「二ホンキジ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2023.10.10

【長野市城山動物園だより】日本のシンボルとして選ばれた鳥「二ホンキジ」

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今月のどうぶつ : ニホンキジ

学名:Phasianus colchicus
キジ目 キジ科
生息地:日本(本州、四国、九州)の平地、草原、河川敷など


ニホンキジは長い距離を飛ぶことが得意ではなく、ほとんどを地上で過ごします。草や種子、昆虫などを食べる雑食性です。

日本のシンボルとして選ばれた鳥

ニホンキジは日本だけにすむ固有種で、1947年に国鳥に選ばれています。国鳥とは、その国のシンボルとして選ばれた鳥のことです。ニホンキジが桃太郎などの昔話で日本人に親しまれていることや、美しい羽の色をしていることなどの理由から選ばれました。

オスは、目の周りに赤いまだらがあり、体はあざやかな色をしています。一方のメスは、メスのみで卵を温めたり子育てしたりするため、天敵に見つかりにくい地味な色をしています。春から夏の繁殖期になると、オスは「ケンケーン」と鳴きながら、羽を半開きにしてメスにアピールします。キジの足には蹴爪があり、オス同士の争いや天敵のヘビとの戦いに使われます。蹴爪は足のつめとはちがい、足の後ろ側にある角質がつき出たものです。


メス。体は目立たない色をしている

ニホンキジの数は減っているの?

キジは、つかまえることのできる狩猟鳥獣ですが、野生の数が減っていることから、メスの狩猟禁止や、人工で増やしたキジを野外に放す放鳥などが行われてきました。放鳥されたキジの多くは、キツネやタヌキ、猛禽類に食べられてしまいますが、少しずつキジの数は増えているといわれています。また、朝鮮半島からやって来たコウライキジは、狩猟目的で放鳥されたものが野生化し、日本にすむ他の種との競合、農作物への被害などの問題が起こっています。古くから日本人と関わりのあるニホンキジですが、生態系のバランスを取ることの難しさを考えさせられる生き物です。


後ろにつき出ているのが蹴爪

じょうやまニュース

こうらにばんそうこう!?ゾウガメの研究中

アルダブラゾウガメの「アップル」のこうらに、ばんそうこうのようなガムテープがはられています。これは帝京科学大学の先生と「ゾウガメの消化速度と体温/活動量に関する研究」を行っているためです。動物園でゾウガメがより良く暮らすための研究で、ケガをしている訳ではないので、温かく見守ってください。


写真提供:城山動物園

協力・監修/長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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