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環境省で推進している「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称が「デコ活」に決定しました!私たちが取り組める「デコ活」アクションはどのようなことでしょうか。今回は、取り組みたい「デコ活」の1つ、「電気も省エネ 断熱住宅」を紹介します。
まず取り組みたい「デコ活」4つのアクション
7月13日(木)、著名人からなる選考委員により選定会議が行われ、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称が「デコ活」に決定しました。「デコ活」とは、二酸化炭素(CO₂)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(ECO)をふくむ“デコ”と活動・生活を組み合わせた新しい言葉です。
環境省では、まず取り組みたいデコ活として、「デ」=電気も省エネ 断熱住宅、「コ」=こだわる楽しさエコグッズ、「カ」=感謝の心食べ残しゼロ、「ツ」=つながるオフィス テレワークの4つをかかげています。今回は1つ目の「デ」として、省エネ住宅についてご紹介します。
ポイントは断熱 熱は開口部からにげる!
図1にあるように、住まいの屋根やかべ、床、そして窓やドアなどの開口部からは熱が出たり入ったりします。冬は室内の熱をにがさないように断熱し、夏は熱が入らないようにすることが省エネ住宅のポイントです。
かべ、天井、床などに断熱材を施工し、窓の断熱性を高め、すき間風が入らないように気密性を高めることが必要です。夏場は、窓からの日差しを防ぐため、「グリーンカーテン」を取り入れるのも良いですね。
省エネ住宅は地球に優しいだけでなく、家族が快適、健康に、そしてお財布にも優しく暮らせる住宅です。
出典:環境省HP「地球に、家族に、家計にやさしい省エネ住宅」
おうちの窓やドアはどんな素材を使っていますか?
住まいの中で、特に熱の出入りが大きいのは窓です。窓の断熱を良くすると、住まいの快適性はさらに良くなります。住んでいる地域や気候に合わせて、断熱窓を選びましょう。図2は、素材による断熱性を表しています。樹脂フレームの窓は、アルミフレームの窓に比べて熱の伝わり方が1/1400。室外が暑いときや寒いときでも、室内温度の変化が少なく、1年中快適な室内環境を作ることができます。
みなさんのおうちの断熱性はどうでしょうか?窓ガラスの枚数やフレームの素材を見てみましょう。お風呂場や廊下、リビングなどの温度差を調べてみるのも良いですね。
出典:YKK AP株式会社「窓の教科書」
くらしの中のエコろがけデコ活アクション!まずはここから!
「デコ活」は、脱炭素の実現に向けて、私たちの行動やライフスタイルを変えていくための運動です。まず取り組みたいこととして環境省がかかげている「デ」「コ」「カ」「ツ」の4つを紹介します。
電気も省エネ断熱住宅
断熱住宅断熱リフォーム、ZEHなどを取り入れましょう。
こだわる楽しさエコグッズ
高効率給湯器、省エネ家電、LED照明を家庭に取り入れたり、次世代自動車に乗ったり。クールビズ・ウォームビズ・サステナブルファッションなど、服装から楽しんで。
感謝の心食べ残しゼロ
食べ切り、地産地消などで食品ロスをなくしましょう。
つながるオフィステレワーク
テレワークなどを導入して、通勤時間や移動のむだを 減らしましょう。
みんなで「デコ活宣言」しましょう!
デコ活宣言をして、日々デコ活に取り組みませんか?すでにたくさんの人々がデコ活宣言しています!さらに、「#デコ活」としてSNSなどでぜひ発信しましょう!
「自分でできる“DIY断熱” 」
“DIY”とは“Do It Yourself”=自分で作ったり、直したりすること。 手軽にできる快適・健康に暮らせる部屋づくりをご紹介します。 おうちの人といっしょにチャレンジしてみましょう!
窓
◆窓の内側に透明なポリカーボネートの内窓をつけて、簡易的な二重サッシにする。
◆ホームセンターや100円均一ショップなどで売っているモヘヤシールをサッシのすき間にはる。
浴室
◆ゆかにすのこをしく。
◆洗面室の窓にアルミシートと断熱カーテンを取り付ける。
玄関、ろう下、トイレ、リビング、キッチン
◆玄関、トイレ、キッチンなどに銀マットをしく。
◆ろう下にすき間風防止用として市販されているカーテンを取り付ける。
監修:環境省 脱炭素ライフスタイル推進室
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。