【おびひろ動物園だより】マンドリルの顔はなぜ青い?「マンドリル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2023.09.11

【おびひろ動物園だより】マンドリルの顔はなぜ青い?「マンドリル」

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今月のどうぶつ:マンドリル

サル目 オナガザル科
【生息地】中央アフリカ西部

おびひろ動物園では、オス1頭、メス1頭を飼育しています。

マントヒヒ?いえ、マンドリルです

真っ赤な鼻に、青いほお。マンドリルは、とても印象的であざやかな顔のサルです。体重はオスが20~30㎏、メスが10~15㎏ほどです。アフリカ大陸の限られた地域にのみ生息し、熱帯雨林の奥深くで暮らしています。警戒心が強く、めったに人前に現れません。ほとんどの時間を地上で過ごし、地面に落ちている果実や木の実、昆虫、小動物などを食べながら移動しています。

リーダーをふくむ数頭のオスと、何十頭ものメスが群れで生活しており、繁殖期にはその群れが集まって大群をつくることもあります。闘争に強いだけでは群れを率いることができないのだとか。仲間を大切にできないオスは、リーダーの座はもちろん、群れからも追い出されてしまうことがあるそうです。

一方、名前が似ているため、まちがわれることも多いマントヒヒは、主にアフリカ大陸東部の草原や岩場で暮らすヒヒというサルの仲間です。オスのかたには長い毛がマントのように生えています。他にも、世界には魅力あふれるユニークなサルがたくさんいます。調べてみると、きっとおもしろい発見がありますよ。


あざやかな顔が特徴のオス


メスは鼻やほおの色がうすい

マンドリルの顔はなぜ青い?

マンドリルの顔で特に目を引く青色は、成熟したオスは鮮明ですが、メスや子どもはあまり目立ちません。赤と青のコントラストが強いオスほど優位に立つ傾向があり、メスにも人気があるとされています。これは、昼間も薄暗い熱帯雨林において、あざやかな顔がリーダーを見つける目印になっているためと考えられています。

実は、マンドリルのオスはおしりも色彩豊かです。ぜひ、動物園に足を運んで見てみてくださいね。


おしりは見てのお楽しみ

おびひろニュース

新しくビジターセンターが完成します!

動物園の正門そばの、来園者の休憩所と管理事務所をかねるビジターセンターの整備が進んでいます。10月上旬オープン予定です。これまで、正門付近になかった屋内の休憩スペースができるので、動物園をより快適に利用できます。動物について学べるコーナーもあるので、ぜひお立ち寄りください。

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

エゾシカは何を食べますか?

答え

木の枝や葉、野草、木の実などの植物を食べます。食欲旺盛で、若い木の芽や樹皮まで食べるため、それにより森林があれてしまうことがあります。畑に入って野菜や穀物、牧草などの農作物を食べられてしまい被害を受ける問題も起きています。


協力・監修:おびひろ動物園

おびひろ動物園
北海道帯広市字緑ヶ丘2
TEL 0155-24-2437
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/zoo

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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