【日立市かみね動物園だより】プレーリードッグって犬の仲間?「オグロプレーリードッグ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2023.09.11

【日立市かみね動物園だより】プレーリードッグって犬の仲間?「オグロプレーリードッグ」

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今月のどうぶつ:オグロプレーリードッグ

学名:Cynomys ludovicianus
齧歯目 リス科
生息地:北アメリカ(中央部草原地帯)

地面の下に巣穴を作って暮らしています。立ち上がって周囲を警戒することもあります。

プレーリードッグって犬の仲間?

天敵が近づくとキャンキャンと犬のような警戒音を出すことから、英語で草原の犬という名前が付けられたプレーリードッグ。しかし、犬の仲間ではありません。分類上は齧歯目リス科でリスに近い動物です。齧歯目の特徴の1つでもありますが、プレーリードッグの前歯は一生のび続けます。歯がのび過ぎると口の中をけがしたり、ごはんが食べにくくなったりしてしまうので、枝などのかたいものをかじり、のび過ぎないようにしています。

野生では草原地帯に暮らす動物です

自然界の一級建築士?

オグロプレーリードッグは広大な草原の地中に巣穴をほって暮らしています。巣穴の中には多くの通路と、寝室・子ども部屋・トイレなど役割が決まった部屋があります。出入口には敵を素早く見つけるための見張り場所も。このような巣穴は1頭のオスを中心とした家族ごとの群れで作られ、これらがいくつもつながってタウンと呼ばれる広大な巣穴を形成します。典型的なタウンは1・3㎢ほどの広さですが、テキサス州で発見されたタウンは史上最大で、6万5000㎢もありました。

当園では毎日のように巣穴の補強や模様がえを行っており、プレーリードッグたちが穴をほったり、トントンと頭つきで出入口を固めたりする様子を観察できます。

後ろ足で土をほりだし、巣穴を作ります

日立市かみね動物園ニュース

シルバーウイーク(SW)特別イベント開催!

シルバーウイークにちなみ、長寿の動物紹介や秋の味覚に関する特別イベントを行います。くわしくはかみね動物園公式ホームページをご覧ください

開催期間:9月16日(土)~9月18日(月・祝)


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

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