【おびひろ動物園だより】夏と冬で変わるモコモコ度!「エゾタヌキ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2023.06.12

【おびひろ動物園だより】夏と冬で変わるモコモコ度!「エゾタヌキ」

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今月のどうぶつ:エゾタヌキ

ネコ目 イヌ科
【生息地】北海道

おびひろ動物園では、オス2頭、メス1頭を飼育しています。

夏と冬で変わるモコモコ度!

エゾタヌキは、ネコ目イヌ科中型のほ乳類です。日本に生息する2種類のタヌキのうち、北海道に生息するタヌキをエゾタヌキといいます。森林部に生息するため、あまり市街地では見かけません。

体長は50~60 cm、体重は4~8kgで、冬ごもり直前には夏の体重の1.5倍近くまで増えます。毛色は茶褐色で、目の周りの模様は黒く、しっぽも一部が黒くなっています。

そんなエゾタヌキは、「換毛」によって見た目が大きく変化する特徴があります。換毛とは、まとっている体毛が季節に応じて生え変わることをいいます。春から夏は、雨やよごれをはじく長くてあらい毛(上毛)だけです。一方、秋から冬は、暖かい綿のような細かい毛(下毛)も生え、2種類の毛をまといモコモコとした姿で冬をこします。季節で姿が変わるエゾタヌキをぜひご覧ください。

モコモコの冬毛

夏の姿はスッキリ

エゾタヌキとアイヌ文化

アイヌ文化の伝承にも登場するエゾタヌキは、アイヌ語で「モユㇰ:小さな獲物」と呼ばれ、その豊かな毛皮が利用されていました。エゾタヌキはヒグマの巣穴も利用することから、本別地域ではアイヌ語で「キムンカムイコラチャ:ヒグマの叔父さん」と呼ばれることもあります。

また、アイヌ文化の中でも特別な儀式であるイオマンテ(ヒグマの霊送り)と同様に、足寄地域では「モユクオマンテ」(タヌキの霊送り)が行われていたとされ、人々に大切にされていたことが分かります。  エゾタヌキは生態と文化の両面で特徴があります。来園の際はじっくりと観察してみてください。

赤ちゃんは子グマそっくり

おびひろニュース

人工哺育中のカンガルーを、群れにならしています!

お母さんのお腹のふくろから落ちて、育児放棄された赤ちゃんカンガルーの「ココ」。昨年11月から飼育員の手でミルクをあげて育てています。大きくなってきたので、暖かい日にときどき、カンガルー舎の群れの中で自由に遊ばせています。

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

動物たちにおそわれる危険性はないんですか?

答え

どんな動物も、身を守ろうとして人をおそう可能性はあります。飼育員の仕事は、1つ間違うと大きな事故につながることも多いです。日ごろから細心の注意をはらうことはもちろん、より安全な飼育ができるように努力しています。

 


協力・監修:おびひろ動物園

おびひろ動物園
北海道帯広市字緑ヶ丘2
TEL 0155-24-2437
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/zoo

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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