【アクアマリンふくしまだより】オットセイってどんな動物?「キタオットセイ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福島
動物園だより
2023.03.13

【アクアマリンふくしまだより】オットセイってどんな動物?「キタオットセイ」

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キタオットセイ

学名:Callorhinus ursinus
食肉目 アシカ科
生息地:太平洋北部、ベーリング海、オホーツク海

大きな目と小さな耳たぶが特徴の キタオットセイ

オットセイってどんな動物?

オスは最大で全長210㎝、体重270㎏、メスは全長150㎝、体重50㎏程度になります。1年の大部分を海で過ごし、繁殖期以外に陸に上がることはほとんどありません。日本近海では冬になると千葉県の銚子付近まで南下して冬をこし、4~5月になると北上します。泳ぎが得意でえさとなる魚やイカを簡単につかまえることができます。アクアマリンふくしまではホッケやアジを丸ごとあたえており、オスは1日で7㎏ほど食べます。

全身は細かい下毛で密におおわれており、かつてこの毛皮を求めて乱獲されたことから、「臘虎膃肭獣猟獲取締法」という法律により猟獲が禁止・制限されています。


保護した子どものオットセイに輸液を行う

福島県沖でも見られる鰭脚

アクアマリンふくしまがある福島県の海にも毎年、冬になるとアシカの仲間がやって来ます。ケガや病気で弱った個体が保護されることもよくありますが、打ち上がったばかりの個体は警戒しており、近づくとおそってくることもあるので、海岸等で見かけても決して近づかないようにしてください。

アシカの仲間は頭が良く、人によく慣れ、保護した個体でも1〜2週間で手からえさを食べるようになります。数週間から数カ月かけて治療を行い、体力が回復したら海に帰します。


元気になり海に帰されるオットセイ

アクアマリンニュース

解説員がデビューします!

アクアマリンふくしまでは、3月20日(月)より解説員による活動がスタートします。大水槽前での解説やガイドツアーなどを通して、生き物の観察方法や当館の楽しみ方をみなさんにお伝えします。解説員を見かけたら、ぜひ気軽に話しかけてみてくださいね。


写真提供:アクアマリンふくしま

アクアマリンふくしま【ふくしま海洋科学館】
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL 0246-73-2525
https://www.aquamarine.or.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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