【アクアマリンふくしまだより】なぞだらけの生き物「クラカケアザラシ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福島
動物園だより
2023.02.13

【アクアマリンふくしまだより】なぞだらけの生き物「クラカケアザラシ」

目次 [非表示]

クラカケアザラシ

学名:Histriophoca fasciata
アザラシ科
生息地:北太平洋、オホーツク海、日本海、ベーリング海など

オスにしか出ない白い帯模様。なぜこのような模様なのかは分かっていません。

白黒のアザラシ

黒い体に白い帯模様が特徴のアザラシです。この白い帯で囲われた部分が、馬に乗るとき背中にのせる「くら」の形に似ていることが名前の由来です。また、この白い帯模様がリボンをかけたような模様にも見えるため、英語ではリボンシールと呼ばれています。

実はこの模様は大人のオスだけに見ることができ、メスでは模様がはっきりとしていません。なぜこのような模様をしているのか実は未だによく分かっていないのです。


名前の由来の「くら」模様

なぞだらけの生き物

クラカケアザラシは一生の大半を単独で過ごしているといわれています。また、岸に近づいて陸上に上がることもなく、ほとんどの期間を沖合で泳いでいるため、どんな生活を送っているのかくわしくは分かっていません。

4月上旬に北海道などに流れ着く流氷の上で出産、子育てをします。赤ちゃんはその流氷の上で肉食動物から見つからないようにするため、氷と見分けがつきにくいような真っ白い毛でおおわれています。

産まれてから3週間ほどすると、このふわふわした白い毛はすべて抜けてしまい、短い灰色の毛に生えかわります。そのころになると自分で魚をつかまえて食べるようになり、お母さんからはなれて生活するようになります。


鼻の穴はハート型

アクアマリンニュース

アクアマリンのひな祭り

いわき市中之作にあるちりめん細工教室「ままや」が子どもたちの健やかな成長を願って一針一針丹精こめて制作したつるしかざりを展示します。魚、エビなど当館で展示している生き物もふんだんに盛りこまれています。
(開催期間:2月11日(土・祝)〜3月3日(金))


写真提供:アクアマリンふくしま

アクアマリンふくしま【ふくしま海洋科学館】
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL 0246-73-2525
https://www.aquamarine.or.jp/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3