【長野市城山動物園だより】器用な手で力強く木から木へ!!「ワオキツネザル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2022.10.11

【長野市城山動物園だより】器用な手で力強く木から木へ!!「ワオキツネザル」

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ワオキツネザル

学名:Lemur catta
霊長目キツネザル科
生息地:マダガスカル島、森林や乾燥した地域など

特徴:体長36~45㎝、体重2~3.5㎏。尾長50~60㎝と身体の大きさより尻尾の方が長いです。白い尻尾に黒い輪がかかっているように見えることとキツネのような顔をしたサルであることからワオキツネザルと呼ばれています。

器用な手で力強く木から木へ!!

野生では木の実や葉、特にタマリンドというアフリカ原産のマメ科の植物を好んで食べます。ワオキツネザルは原始的なサルの仲間で、人間の手と同じように親指と他の4本指を向かい合わせることで物をにぎることができます。足の親指は他の指より大きく、しがみついた状態からとなりの木に飛び移るときに力強くふみ切ることができます。

ワオキツネザルは移動するときにむれから迷子にならないよう、目印代わりに長い尻尾を高く上げながら歩きます。ワオキツネザルの手首ににおいを出す分泌腺があり、この分泌腺を木にこすり付けることで縄張りを示します。


ワオキツネザルの足の裏

城山動物園のワオキツネザルの仲間たち

城山動物園はメスのチコリ(12才)、ライカ(8才)、チルー(7才)とオスのデール(12才)、チェンバロ(5才)、チェロ(5才)の6頭を飼育しています。

城山動物園であたえているえさはリンゴ、サツマイモ、ニンジン、キャベツ、モンキーフードなどです。6頭の中で順位の高い個体はメスのチコリです。えさの時間以外は、何頭かで集まって毛づくろいしたり、いっしょに休んだりしています。

オスのデールとメスのチコリとの間で生まれた子がチルーとチェロです。父デールと現在飼育していない別のメス個体との間で生まれたのがチェンバロです。

全国の動物園でワオキツネザルは見られますが、野生のワオキツネザルは数が減り絶滅危惧種に指定されています。森林破壊や焼畑農業、ペットとして密猟されていることが原因で絶滅のおそれがあります。


ワオキツネザルの仲間たち

じょうやまニュース

おたんじょうびおめでとう!!

カリフォルニアアシカのドレミは9月14日(水)で4才の誕生日をむかえました。おてんばなドレミは、おもちゃで遊んでいることが多いです。アシカはつるつるしているようですが、実は毛がたくさん生えており、メスはクリーム色です。かわいいドレミに会いに来てください!


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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