【高知県立のいち動物公園だより】口と鼻は裏側にある南米の川などに住む「タンスイエイ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
高知
動物園だより
2022.10.11

【高知県立のいち動物公園だより】口と鼻は裏側にある南米の川などに住む「タンスイエイ」

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タンスイエイ

学名:Batoidea
トビエイ目 アマゾンタンスイエイ科他
生息地:南米や東南アジアの川など

オスとメスはしっぽの付け根で見分けることができます。でっぱりが2つあるのがオスです。

口と鼻は裏側にある南米の川などにすむ

エイは、軟骨魚類と呼ばれる魚の仲間です。魚は卵を産むことが多いですが、エイの多くはお母さんのお腹の中で卵がかえり、ある程度育ってから産み出されます。裏側に口があり、歯が並んだあごを上下左右に動かし、かたい食物を細かくすることができます。口の上に目のような穴がありますが、これは鼻の穴。目は表側に付いています。

エイは世界中で500種類以上も存在し、多くは海で暮らしています。しかし少数ですが、川などの真水で生きるタンスイエイがいます。タンスイエイの多くは、南米や東南アジアの川にすんでいます。

口と鼻の穴があるエイの裏側

 8月に子どもが誕生エビのむき身など食べる

のいち動物公園には、さまざまな大きさのタンスイエイがいます。最大の個体は1mくらいで、メガネカイマンというワニと同じ場所にいます。黒っぽい見た目で見つけづらいですが、ぜひ探してじっくり観察してみてください。

8月22日(月)の朝、水そうの中に大きさ10cmほどのタンスイエイが生まれているのが見つかりました。生まれてすぐはえさを食べず、2日目から人工飼料や小さなエビのむき身を食べ始めました。最初はえさが口から出てしまうこともありました。残念ながら、今回はうまく育てることができませんでしたが、次回へとつなげていきたいです。

8月に生まれたエイ

のいちニュース

11月3日は開園記念日

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写真提供:高知県立のいち動物公園

高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL 0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/

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エコチル編集部

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