【日立市かみね動物園だより】約40本もの歯が生えている「カバ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2022.10.11

【日立市かみね動物園だより】約40本もの歯が生えている「カバ」

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カバ

学名:Hippopotamus amphibius
偶蹄目 カバ科
生息地:アフリカ大陸の水辺

メスの「チャポン」。とてもおだやかな性格で、寝室に見慣れない物を置いただけでもおどろいてしまう繊細さを持ち合わせています。

 約40本もの歯が生えている

世界には、「カバ」と「コビトカバ」という2種類のカバがいます。草食動物なので、草をつまみやすいように四角く広い口先を持ち、土をほって草を食べるための、シャベルのような犬歯が4本生えています。おくには、食べた草をすりつぶして食べるための臼歯があるなど、約40本のさまざまな歯を持ちます。

カバは意外にも、時速40㎞以上のスピードで走ることができます。その速さは、陸上の短距離走選手と同じくらいです。さらに水中では、時速60㎞のスピードで移動できるのです。いつでも地上を確認できるように、一直線に並んだ目、鼻、耳を水面から出して移動します。


約40本の歯が生えています

 世界で増え過ぎてしまったカバ

カバは、繁殖力と縄張り意識が強いことが特徴です。以前飼っていたバシャンというカバは、生涯で14頭の子を産んだ記録もあるほど。野生でも数が増えたことで、年間約3000人が、カバとの接触事故に巻きこまれています。またペットにしたいなどの理由で、施設の外で飼われたカバが、本来すんでいないはずの南米コロンビア周辺で増えてしまうといった問題も起こっています。

人間の都合で、生態系をこれ以上こわしてしまわないように、私たちにできることを考えながら、動物園に来てもらえたらと思います。


はだを守るため赤いあせを出します

日立市かみね動物園ニュース

ハロウィン特別イベントの開催

10月29日(土)、30日(日)の2日間、ハロウィンイベントを行います。動物にカボチャをあげたり、園内で仮装した飼育員とクイズ対決をするなど、ハロウィンを楽しく過ごしてもらうためのイベントを実施します。

>>> くわしくは、かみね動物園公式ホームページをご覧ください。


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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