【日立市かみね動物園だより】なぜ、スノーモンキーと呼ばれるの?「ニホンザル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2022.09.12

【日立市かみね動物園だより】なぜ、スノーモンキーと呼ばれるの?「ニホンザル」

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ニホンザル

学名:Macaca fuscata
霊長目 オナガザル科
生息地:日本(青森県下北半島〜鹿児島県屋久島)の森林

ニホンザルのひろばには、86頭のニホンザルがいます。真ん中に7mのタワーが立っていて、ニホンザルのさまざまな動きを観察できます。

なぜ、スノーモンキーと呼ばれるの?

ニホンザルは日本固有の種で、北海道を除く本州、四国、九州にすんでいます。かみね動物園のある茨城県にも、かつてニホンザルはすんでいましたが、現在はその姿を見ることはありません。確認されているのは、群れからはなれたハナレザルだけです。

青森県下北半島にすむニホンザルは、北限のサルと呼ばれ、人を除く世界の霊長類の中で、最も北にすんでいます。雪の中にいるサルは、外国の方にとってはとてもめずらしく、スノーモンキーと呼ばれて親しまれているほどです。


雑食なのでいろいろ食べます

毛づくろいは、ニホンザルのあいさつ

野生の中では20〜40頭の群れで生活し、社会性を持つ動物です。毛づくろいはグルーミングとも呼ばれ、お互いがコミュニケーションを取るために行います。群れの中ではっきりとした順位はありますが、ボスザルのような群れをまとめるリーダーは存在しないことが特徴です。

近年、人間の活動や気候変動によって、多くの野生動物が絶滅の危機にさらされています。ニホンザルは繁殖力や適応力の高さから、現在のところ絶滅のおそれはありません。しかし、地域によっては、飼われていた外国のサルが脱走するなどして野生化したことで、ニホンザルとの間に雑種が産まれるという新たな問題が出てきているのです。


仲間からの毛づくろいにまったり

日立市かみね動物園ニュース

シルバーウイーク特別イベントの開催

シルバーウイークには、飼育員の特別ガイドを日替わりで行います。また、動物にえさをあげる「もぐもぐタイム」も、いつもより豪華にして開催します。  期間は、9月17日(土) ~19日(月 ・ 祝)および9月23日(金 ・ 祝)~25日(日)です。ホームページをご覧の上、お越しください。


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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