山形
動物園だより
2022.05.09

【鶴岡市立加茂水族館だより】触手を持たず、毒がないクラゲ「ウリクラゲ」

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ウリクラゲ

学名:Beroe Cucumis
ウリクラゲ目 ウリクラゲ科
生息地:日本各地


体の表面にあるミクロ単位の繊毛の列が光を反射し、虹色に光って見えます

一生涯触手を持たず 毒がないクラゲ

クラゲは刺胞動物と有櫛動物の大きく2つのグループに分かれています。ウリクラゲは有櫛動物の仲間で、刺胞動物が持つ「刺胞」、いわゆる毒針は持っておらず、代わりに粘着性の「こうほう」という細胞を持っています。そのため、えさは毒針を使って捕まえるのではなく、この「こうほう」でからめとります。

また有櫛動物は、体の表面を取り巻くように8本の「スジ」があるのが特徴です。この「スジ」には繊毛という細かい毛が束ねられた櫛板があります。この櫛板をパタパタとリズミカルに打ち下ろすことによって前進します。

自分の体の倍以上ある大きさのカブトクラゲを食いちぎる様子

驚きの食性

口の周りには、「大繊毛歯」という私たちの歯と同じ働きをする器官をそなえています。カブトクラゲなどのえさを食べるときは、ヘビがネズミを飲みこむように丸のみ!大きすぎて口に収まらないときは、歯を使って食いちぎります。透明な身体には、口・消化管・肛門があり、しっかりと機能しています。

加茂水族館では、ウリクラゲを繁殖させて育てています。幼生から成体になるまでえさのカブトクラゲをあたえ続け、大きくなったウリクラゲを展示しています。キラキラかがやく飛行船のような姿をぜひ観察してみてください。


満腹のウリクラゲの様子。 食べてしばらくは丸々としています

かもすいニュース

飼育員の暴走シリーズ絶賛発売中!

加茂水族館では、飼育員が欲しいものを追求した、ここだけのオリジナルグッズを発売しています。その名も「飼育員の暴走シリーズ」。昨年発売して人気を呼んだシリーズ第1弾「みずくらげのぬいぐるみ」に続き、第2弾が今年5月ごろ発売予定です。お楽しみに♪


写真提供:加茂水族館

鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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