【城山動物園だより】丸い耳が特徴的な群れで生活をする「ケープハイラックス」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2022.05.09

【城山動物園だより】丸い耳が特徴的な群れで生活をする「ケープハイラックス」

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ケープハイラックス

学名:Procavia capensis
イワダヌキ目 イワダヌキ科
生息地:中東、アフリカ

特徴:上あごに肉食動物のような発達したキバを持っています。

群れで生活をする ケープハイラックス

体長40~50㎝体重2.5~5.0㎏。丸い耳と体の形が大きなモルモットのようですが、遺伝子的には、ゾウに近い仲間です。寿命は、野生では10年、飼育下では15年です。

哺乳類の中ではめずらしく、体温調節が苦手です。したがって、暑い夏には岩のかげで体を冷やすこともある一方で、寒い冬には群れて暖を取り合います。そのため、野生では数頭から多いときでは50頭近くの群れで生活しています。

城山動物園では、現在ケープハイラックスは、1頭しかいません。そこで、冬は暖房をつけ部屋を暖め寒さ対策をしたり、夏はエアコンや扇風機をつけたり、1年を通して温度調節を行っています。


暖房で体を温めるケープハイラックス

ケープハイラックスのおよめさん

城山動物園では、2020年よりオスのクンクン(今年7才)という名前のケープハイラックスを飼育しています。クンクンのおよめさんになってくれるケープハイラックスを探していたところ、京都市動物園から2才になる若いメスが来ることになりました。

警戒心の強い動物のため、少しずつならしていきます。今後クンクンとの赤ちゃんができることを期待しています。

まずは、2頭が仲良くなってくれるようがんばりますので、みなさんも会いに来てください。


ケープハイラックスのクンクン

じょうやまニュース

お寺とゆかりのある動物の 展示イベントを行っています!

城山動物園に近い善光寺では、七年に一度の、「御開帳」という儀式を開催中。寺の山門に「鳩字の額」があります。善光寺という文字の中には、「ハト」の絵が。城山動物園では現在「ミニミニはと展」を開催中。善光寺となじみのある「ハト」のマメ知識でいっぱいです。善光寺お参りの後はぜひ城山動物園に!


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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エコチル編集部

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