京都
動物園だより
2026.02.09

【京都市動物園だより】人知れず暮らすなぞの多いわたり鳥「ミゾゴイ」

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今月のどうぶつ:ミゾゴイ

学名:Gorsachius goisagi
ペリカン目 サギ科
生息地:夏期に日本(本州、九州、四国、伊豆諸 島)で繁殖。冬期はフィリピン、台湾などで越冬

「溝五位」と書く和名にちなんで、愛称は平安貴族の位階五位の色「浅緋色」から命名しました。

人知れず暮らすなぞの多いわたり鳥

ミゾゴイは絶滅危惧種に指定されているサギの1種です。繁殖地である日本には3~4月ごろに飛来し、9~11月ごろには東南アジアや台湾へわたって越冬します。湿気の多い森林や、里地里山にも生息していますが、木の枝などに擬態してかくれるのが上手く、野生では人前にあまり姿を見せません。そのため生態の研究があまり進まず、不明な点が多い「なぞの鳥」と呼ばれることもあります。

生息数は1960年代から激減し、現在は1000〜2000羽程度と推測されています。原因はまだ調査中ですが、越冬地・繁殖地の開発、森林伐採、カラスなどの天敵の増加があげられます。

首をのばすと木の枝そっくり

暖かくなったら会いに来てね!

昨年10月末に、神戸どうぶつ王国から、2羽のミゾゴイが来園しました。どちらも2022年6月生まれで、オスは「アサアケ」、メスは「スオウ」と名付けました。園内「京都の森」ゾーンで展示を始めた頃は、人をこわがる様子も見られましたが、少しずつ環境に慣れていきました。ところが、年明けにスオウの体調が急変し、残念ながら、亡くなってしまいました。

アサアケは、気温が低い冬の間はバックヤードに避難しています。現在はご覧いただけませんが、暖かくなって展示を再開したら、元気な姿を見に来てくださいね。

春から展示再開予定です

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写真提供/京都市動物園

協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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