【高知県立のいち動物公園だより】自分のしっぽをガブリ!丸まって身を守る「アルマジロトカゲ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
高知
動物園だより
2022.03.14

【高知県立のいち動物公園だより】自分のしっぽをガブリ!丸まって身を守る「アルマジロトカゲ」

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アルマジロトカゲ

 

学名:Cordylus cataphractus
有隣目 ヨロイトカゲ科
生息地:南アフリカ共和国西部やナミビア南部

アルマジロトカゲは母親の体の中で卵がふ化し、小さいながらも親と同じトゲトゲした姿で生まれてきます。当園では2010年からほぼ毎年赤ちゃんが誕生しています。

丸まって身を守る

アルマジロトカゲは外敵におそわれそうになると尾をくわえ体を丸めて腹部を守ることから、アルマジロを連想させることが名前の由来となっています。野生では、砂漠にある岩場や乾燥した低木林に生息しており、小さな群れを作って岩の隙間で生活します。主に地上で生活するといわれていますが、のいち動物公園ではかべや木に登る姿も見られます。

現在、16頭を3つの群れに分けて、温度管理に気をつけながら水槽で飼育しています。水槽の中には保温用ライトやシェルターを入れて、アルマジロトカゲが好きな場所を選べるように工夫しています。えさは3日に一度で、フタホシコオロギをあたえています。


シェルターから顔を出している様子

トゲトゲの身体

体色は褐色、黄褐色、オレンジ色をしており、全長は大きくても20センチメートル程度です。全身固いトゲトゲのうろこにおおわれた、よろいを着たような姿をしています。また、オスメスの判別は難しいです。

ペットとしての人気が高いですが、南アフリカでは厳重に保護されているため取引されるのはまれです。そのため密輸入が後を絶たず、当園の飼育個体も空港税関にて緊急保護され、経済産業省より依頼を受けて飼育管理を行っています。


みんなで温まっている様子

のいちニュース

のいち de どうぶつ体操 ♪

のいち動物公園の職員が考案したオリジナルの体操が完成しました!
飼育職員ならではの目線で選んだ動物たちのリアルな動きを体操に取り入れていて、まねしながら楽しく体を動かして、動物のことを学べる体操です。のいち動物公園の公式ユーチューブを見てみてくださいね!


写真提供:高知県立のいち動物公園

高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL 0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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