大阪
特集
2026.03.02

【エコチル特集】生物多様性って何?レッドリストって何?知って守ろう!大阪の自然と生物多様性

目次 [非表示]

世界中で生き物が減っているのは知っているかな。今回は、大阪府の自然や生き物を守るために、私たちが知っておきたい「生物多様性」と「レッドリスト」について紹介するよ。

「レッドリスト」って何だろう

みんなは「生物多様性」という言葉を聞いたことがあるかな。生物多様性とは、いろいろな生き物がそれぞれの個性を持ち、つながり合って生きていることをいうんだ。大阪府には、森や里、川、海、街の中など、場所ごとにちがう生き物が暮らしていて、そのつながりが豊かな自然を支えているよ。

でも今、世界中で生き物が減っているんだ。絶滅する生き物を増やさないためには、まず知ることが大切!絶滅した生き物や近いうちに絶滅しそうな生き物は、「レッドリスト」という物で知ることができるよ。世界版、日本版、都道府県版(場所によっては市町村版)があって、「大阪府レッドリスト」は、府内の生き物の様子を調べ、どの生き物が今減っているのかを分かりやすくまとめているんだ。

生き物が減るのは人間のせい?

どうして生き物がどんどん減っているんだろう。大きな理由の1つは人間の活動なんだ。街が広がってすみかが無くなったり、外来生物が増えたりして、もともといた生き物が暮らしにくくなっているよ。生物多様性が失われると、自然のバランスがくずれてしまうんだ。ある生き物がいなくなると、その生き物を食べていた動物も困ってしまうし、植物の種を運ぶ生き物がいなくなると、森も元気がなくなってしまうよね。

大阪府では、いろいろな生き物のすみかになる自然を減らさないために、特に大切に守り、保全活動をしている場所があるよ。大阪の自然は、みんなのすぐそばにある大切な宝物。生き物たちがこれからも元気に暮らせるように、大阪府の自然や守る活動に興味を持ってみてね。
※自然を手入れして守る活動

大阪府レッドリストで身近な絶滅危惧種を知ろう


府内にすむ生き物の現状を府民に知ってもらい、豊かな自然環境や生き物を守るための資料として、
府内にすむ絶滅のおそれのある生き物を絶滅への危険度別にランク付けした物だよ。

>>> くわしくはこちらから

大阪府 絶滅危惧種ミニ図鑑

【哺乳類】


昔は、大阪府の山や丘陵地に広く生息していたが、都市化等の影響で数が減っている。

【植物】


池や沼に生え、2mを超える大きな葉っぱをつけることがある。

【鳥類】


里山を代表するタカ。生息地である山林の開発などで一時は絶滅しそうだったが、近年、保全活動により数が回復しつつある。

【両生類】

里山を代表するカエルだが、田んぼやため池の減少により数が減っている。

山地の湿地や湧水が出ている田んぼなどで見られる。開発などで数が減っている。

【魚類】

淀川のワンドに生息していたが、外来生物などの影響で数が減っている。

淀川のワンドに生息していたが、外来生物などの影響で数が減っている。

【昆虫】

里山の明るい林に生息するが、幼虫のえさになる植物がシカに食べられ、数が激減している。

湿地に生息する日本最小のトンボ。大阪府では、限られた地域にしか生息していない。

 

これはほんの一部! 大阪府には8700種をこえる生き物がすんでいて、そのうち1079種が「大阪府レッドリスト2014」にのっているんだ。

保全活動ってカンタンで楽しい!
大阪府の生物多様性を守ろう

大阪府には、自然環境の保全が必要なさまざまな場所があって、みんなが気軽に参加できる活動もいろいろあるよ!

1.三草山(能勢町)

[どんな所?]
能勢町南部にある標高564mの山。昔は、まきや炭を作るために利用されていた樹林地だよ。

[何がすごいの?]
府内ではとてもめずらしいナラガシワの樹林があるよ。希少種のウラミスジシジミなど、日本に生息するミドリシジミ類24種のうち10種が生息
しているんだ。

[参加できる活動]
①ゼフィルス観察会
のどかな里山を散策しながら専門家といっしょにチョウを捕獲してじっくり観察しよう!

②タガメの田づくり
田植えなどの田んぼづくり体験をしながら生き物を観察しよう!

2.地黄湿地(能勢町)

[どんな所?]
上流に家などが無く、水がとてもきれいで、ミズゴケが発達した自然度が高い湧水湿地だよ。

[何がすごいの?]
サギソウ、トキソウ、ミズトンボなど、全国的に減っている植物がたくさん確認されているよ。また、モリアオガエル、ハッチョウトンボなど、府内でも生息地が限られている生き物もいるんだ。

[参加できる活動]
①トキソウ観察会/サギソウ観察会
レッドリストにものっている花を始めとした、いろいろな生き物を観察しよう!

②秋の観察会
秋をいろどる花々や生き物に会いに行こう!

3.共生の森(堺市)

[どんな所?]
大阪湾にある産業廃棄物処分場だった場所の一部を、生き物のすむ森になるように整備しているよ。

[何がすごいの?]
もともとはごみを埋め立てた場所だったんだけれど、さまざまな人が協力して保全することで、自然が再生してきたよ。今ではたくさんの生き物が集まってきたんだ!

[参加できる活動]
自然体験イベント
森づくり活動や昆虫採集・野鳥観察、季節ごとに木や草を使った工作などを体験しよう!

「緑の募金」への寄付も立派な保全活動!

「緑の募金」に寄付すると、緑を増やす手伝いができるんだ。募金は身近な緑を増やす活動の支援に使われるよ。

>>> 三草山、地黄湿地、緑の募金について、くわしくはこちら(大阪みどりのトラスト協会)

>>> 共生の森について、くわしくはこちら(大阪府)

 


監修:大阪環境農林水産部

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3