大阪
動物園だより
2026.03.02

【環農水研だより】アユの一生「アユ」

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今月のどうぶつ:アユ

学名:Plecoglossus altivelis altivelis
英名:Ayu sweetfish
生息地:北海道〜屋久島までの日本沿岸/朝鮮半島からベトナム北部
サケ目 アユ科

アユの歯(櫛状歯)

アユの一生

アユの一生は、秋に産み付けられた卵から始まります。卵から2週間でかえった赤ちゃんアユは川の流れに乗ってすぐ海へ下り、えさとなるプランクトンが多い岸の近くで冬を過ごします。

春になると体長は約10㎝に成長し、川の上流を目指して上ります。夏は上流で暮らし、石に付いたコケをくしのような歯でこそげ取って食べます。秋になると約20㎝に成長し、下流の砂利で卵を産んで一生を終えます。

アユの一生には、海と川の両方が必要なのです。琵琶湖などの湖を海の代わりにするアユもいます。

アユがコケを食べたあと

大阪のアユ

大阪湾で冬を過ごしたアユは、春には淀川などの川の上流へ上ります。“せき”によってアユが上れない川では、漁業協同組合がアユを放流したり、「魚道」という通り道を作ってアユが上りやすくした川もあります。

環農水研では、アユがいつ何処にいるのか、アユがすみやすい環境かどうかを調べています。今年の秋には大阪で、豊かな海や川を守る大切さをみなさんに知ってもらう国民的行事、第45回全国豊かな海づくり大会「魚庭の海おおさか大会」が開催されます。どうすれば、アユがたくさんすめる豊かな大阪の海と川を守れるのか、みなさんもいっしょに考えてみませんか。

せき(右側)と魚道(左端)

かんのうすいけんニュース

カジカ大卵型

他のカジカに比べて大きな卵を産む「カジカ大卵型」は、冷たい水を好み、川の上流で一生を過ごします。3月になるとメスは卵を産み、オスは卵のお世話をします。地球温暖化で水が温かくなったり川の工事ですみかが減ったりして、絶滅が心配されています。

 


写真提供/大阪府立環境農林水産総合研究所

協力・監修/地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所
〒583-0862 羽曳野市尺度442
TEL:072-979-7070
https://www.knsk-osaka.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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