大阪
動物園だより
2026.01.13

【海遊館だより】細長くするどい歯で獲物をとらえる「シロワニ」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:シロワニ

学名:Carcharias taurus
英名:Sand tiger shark
生息地:西部太平洋/インド洋/大西洋の温熱帯域 地中海や紅海/小笠原諸島周辺
ネズミザメ目 シロワニ科

するどい歯が並ぶ口

細長くするどい歯で獲物をとらえる

シロワニは名前に「ワニ」と付いていますが、実はサメの仲間です。昔の日本ではサメのことを「ワニ」と呼んでいたことから、この名が付いたと考えられ、最大で全長3・3mほどに成長します。するどい歯が並ぶ口は、見た目こそおそろし気ですが、普段はゆっくり、おだやかに泳いでいる大人しいサメです。

シロワニが泳ぐ水槽では、ダイバーが底に落ちているシロワニの歯を拾うことがあります。これは、歯が生え変わる際に自然にぬけ落ちたもので、細長くするどい形をしています。この歯を使って、魚などの獲物が近づいた瞬間に素早くかみつき、とらえます。

水槽内に落ちていたシロワニの歯

食物連鎖の頂点に立つ絶滅危惧種の個体

シロワニは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「絶滅のおそれがある種 CR(深刻な危機)」として、けいさいされています。食物連鎖の頂点に立つサメの一種であるシロワニは、妊娠期間が長く、一度に産む子ザメの数も少ないため、減ってしまった個体数を回復するには長い時間がかかります。

シロワニの減少は、海の生態系全体のバランスをくずすことにつながり、やがて私たちやさまざまな生き物たちの暮らしにも影響をおよぼすかもしれません。

シロワニの現状を知り、保護の大切さを考えること、そして水族館で調査研究を進めることは、これからの海の環境を守るために欠かせない取り組みです。

水族館による小笠原諸島周辺のシロワニ調査

かいゆうかんニュース

来館者9,000万人を突破!

海遊館では2025年10月1日(水)に、日本初となる累計9000万人目のお客さまをおむかえしました。これからも世界中のお客さまに自然環境と生命の不思議さや美しさを伝え、感動していただけるような新しい試みを続けて参りますので、ご期待ください。

 


写真提供・協力・監修/海遊館
大阪市港区海岸通1丁目1-10
TEL:06-6576-5501
>>> https://www.kaiyukan.com/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3