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下水道は、私たちが生活で使った水をきれいにして、自然に戻すための大切な仕組みだよ。どんな役割があるのか、いっしょに見てみよう!
なぜ下水道が必要なんだろう?
私たちの暮らしの中で、無くてはならない水。お風呂や洗面所、台所など、生活のさまざまな場面で水を使うよね。そんな大切な水だけど、使った後はどこへ行くのか、考えたことはあるかな?
おうちや学校で使った後のよごれた水や雨水は、道路の下にある管の中を流れていくんだ。これを下水道というよ。下水道には、次のような役割があるよ。
1. 衛生的で美しい街
悪臭、カやハエの発生を防いで、衛生的で美しい街を保つ。
2.浸水を防ぐ
大雨のときでも建物の中に雨水が入ることを防ぎ、安心して暮らせる街になる。
3.川や海をきれいに
家庭や工場から出されるよごれた水を処理場できれいにし、川や海に流すことで水質や自然環境をきれいに保つ。
4.水洗トイレで快適な暮らしを
よごれた水がすぐに流されることで、生活環境を向上させる。
下水道があるから、私たちは快適に暮らすことができるんだね。下水道を通って、汚水は下水処理場へ流れて行くよ。そこできれいな水に処理されて、川や海へ流されるんだ。
安心・安全な街づくりのために
相模原市では、私たちが安心・安全に暮らすため、過去に整備して古くなった下水道の点検や調査、修理などを行っているよ。さらに地震や大雨などの災害の対策も行っているんだ。
近年、ゲリラ豪雨が増えていることから、下水道や川への負担が大きくなり、浸水被害が広がることも心配されていて、私たち市民も浸水被害をお知らせするマップ(ハザードマップ)を確認したり、家の敷地に降った雨を地中へしみこませるマス(雨水浸透ます)を設置したりするなど、協力が必要だよ。
私たちの暮らしに欠かせない下水道。これからも大切に使っていきたいね。
下水道管の長寿命化・耐震化
相模原市では、下水道の点検・調査、修繕・改築を行っているよ。災害に備えた施設にすることも必要で、下水道の長寿命化、耐震化の対策を進めているよ。
耐震化工事の例
下水道の仕組みを知ろう!
私たちが使った後のよごれた水(汚水)は、道路の下にうめられた下水管へ流れこむよ。下水管は汚水を処理場まで運んだり、雨水を川や海まで運んだりする役目をしているよ。処理場へ集められた汚水はきれいな水に生まれ変わって、川や海へ流されるんだ。
おうちの人といっしょに読んでね
浸水被害に備えて、雨水対策をしよう!
相模原市では、私たち市民の家の敷地内に雨水浸透ますの設置をお願いしているよ。1軒でも多く、雨水を地下に浸透させる取り組みを行うことが大切なんだ。万が一、浸水被害が発生した場合に備えて、自分の身を守るために浸水に対する備えをしたり、ハザードマップを確認したりすることも大事だよ。
● 雨水浸透ますなどの管理
雨水浸透ますは、家の敷地内に降った雨水を雨どいなどから集めて、地中へしみこませる設備だよ。すでに雨水浸透ますを設置していても、土砂や落ち葉がたまってしまうと効果が無くなってしまうので、定期的に掃除するようにしよう。
● 雨水浸透ます助成金制度
市が認定した雨水浸透ますを設置すると、設置費用の一部を市が助成するよ。
● 浸水被害に備えるためにハザードマップを持とう
ハザードマップでは、過去に1時間で記録した市内最大降雨をシミュレーションし、浸水想定区域を浸水の深さごとに色付けしているよ。自分の家の位置と避難場所を確認し、避難経路を設定しよう。
● 浸水被害を防ぐためにできること
おうちにある物や身近な道具を使って、玄関だけでなく床下への浸水対策の準備をしよう。
[土のう]
出入口に土のうなどを使用し、浸水を防ぎます。
[止水版]
出入口に長めの板などを使用し、浸水を防ぎます。
[地下室への排水ポンプの設置]
地下駐車場、半地下住宅の浸水が増えています。排水ポンプの設置や準備をしておきましょう。
[道路の側溝や雨水ますの集水口の確認]
側溝や雨水ますの集水口に落ち葉などがつまっていないか確認しましょう。つまっていたら取りのぞいておきましょう。
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監修:相模原市下水道経営課
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。