横浜
特集
2025.09.01

【エコチル特集】見えない所で町を守る!町のヒーロー“下水道”を知ろう!!

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みんながトイレやおふろ、洗面所などを使った後、水はどうなるか知っているかな? 私たちの暮らしを守ってくれるヒーロー「下水道」について学んでいこう!

縁の下の力持ち的存在下水道を守ろう!

9月10日は「下水道の日」。下水道の大切さをみんなに知ってもらうための日だよ。下水道は、よごれた水をきれいにして、川や海を守ってくれているんだ。でも、地震や大雨でこわれてしまうと、トイレが使えなくなったり、水があふれたりしてしまうこともあるよ。だから、下水道を守り、大切に使うことが、町を守ることにもつながるんだよ。

でも、どうやって下水道を守れば良いのかな?
例えば、街渠ます(下の写真参照)。道路に降った雨は下水道管に流れて行くよね。その入口となるのが、街渠ますなんだ。ここにごみを捨てたり、物を置いたりしてしまうと、雨水がきちんと流れなくなってしまい、浸水のおそれが出てくるよ。

その他にも、トイレや台所に流して良い物、ダメな物を知っておくことも大切!みんなにもできることがたくさんあるね。

“もしものとき”に 備えておこう

また、「下水道の日」の前に、9月1日の「防災の日」についても知っておこう! この「防災の日」は、昔、大きな地震があった日をきっかけに、災害に備える大切さを考える日だよ。地震や大雨があると、電気や水が使えなくなったり、トイレがこわれたりすることもあるよ。だから、普段から「もしものとき」に備えておくことが大事なんだ。

町の“もしも”を知る地図「ハザードマップ」は、大雨や台風などで水があふれるときに、どこが危ないかを教えてくれる地図だよ。例えば、「この場所は水がたまりやすい」「ここは危ない」といったことが、色やマークで分かるようになっているんだ。

市役所では、みんなが安全に避難できるように、ハザードマップを作っているよ。家族といっしょに見て、避難場所や安全な道を調べておこうね。こういった小さな行動が、町を守る力になるよ。みんなも、町を守るヒーローになろう!

下水道の仕組みを知ろう!

みんなの家で使った水は、下水道管を通って水再生センター(下水処理場)に集まり、そこで水をきれいにして川や海へ流しているよ。その仕組みを見ていこう!

下水道について動画で学ぼう!!
みんなが使った水はどこに行くのかな?水再生センターはどんな所なのかな?かばのだいちゃんといっしょに、下水道について動画で楽しく学んでいこう!

>>> ここからアクセスしてね。

家族で見てみよう! 災害のとき、どうなるの?

みんなの家の近くには何があるかな?下の横浜市ホームページリンクからアクセスして見てみよう!

内水ハザードマップ

内水とは?
堤防の内側、つまり市街地内を流れる側溝や排水路、下水道などから水があふれる水害を「内水(内水氾濫)」と呼ぶよ。

>>> 横浜市ホームページ 内水ハザードマップ

災害時下水直結式仮設トイレ

災害時下水直結式仮設トイレとは?
地域防災拠点等に整備を進めている公共下水道に直結した仮設トイレのこと。横浜市では「災害用ハマッコトイレ」と呼んでいるよ。

>>> 横浜市ホームページ 災害時下水直結式仮設トイレ

下水道の4つの役割

下水道には大きく4つの役割があるんだ。早速、その役割を見ていこう!

①自然環境を守る
私たちが使ってよごれた水などをきれいにして自然に返し、きれいな川や海を守っているよ。

②街をきれいにする
よごれた川やきたない水たまりが無くなり、美しいだけでなく、衛生的な街づくりに役立っているよ。

③水洗トイレが使える
下水道が整備されているから、学校や家などで水洗トイレが使えるんだ。

④街を浸水から守る
降ってきた雨を下水道に流すことで、雨水がたまらず、浸水で困ることも減るよ。

もっとくわしくなろう!下水道管豆知識

【その1】マンホールのふたのちがい
マンホールにはいろいろな種類があるんだ。「おすい」と書かれたマンホールには、みんなの家から出るよごれた水、「あめ」と書かれたマンホールには、雨が降ったときの雨水が流れているよ。

【その2】横浜市の下水道管の大きさ
町の地下には、たくさんの下水道管が通っているよ。その太さは、モルモットぐらいの管(約25cm)から、シロナガスクジラが入れるぐらい大きい管(約8.5m)までいろいろあるんだ!また、全部の長さを合わせると、なんと約12,000km!これは、横浜からアメリカのニューヨークまでの距離よりも長いんだって。すごいね!


協力 : 横浜市下水道河川局

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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