埼玉
動物園だより
2025.09.08

【埼玉県こども動物自然公園だより】キリンテラスの新入り「キリン」

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今月のどうぶつ:キリン

学名 : Giraffa camelopardalis
偶蹄目 キリン科
生息地:東アフリカ

キリンを見にキリンテラスに集まる観客

キリンテラスの新入り

2022年に国内最大のキリンの屋内展示場としてオープンしたキリンテラスはキリンの大きさを体感できる人気の施設です。5月16日に産まれたキリンの赤ちゃん「スズマル」も、キリンテラスの環境に慣れてもらう練習をしてきました。自分のにおいもない初めての環境は、多くの動物にとって不安がいっぱいです。だからこそ、少しずつ環境に慣れてもらう必要があります。

もちろん、慣れるのが早い個体やおそい個体、動き回る個体やじっとしている個体などさまざま。それを見極め、いつも動物たちが安心で安全に過ごせるようになってから公開を決めます。

キリンテラスの中のスズマル

「じゅんち」とは?

いろいろな環境に慣らしていくために行う練習は「じゅんち」といいます。環境はもちろん、ガラスごしに「人に見られている」状況にも慣らします。スズマルがキリンテラスに入った初日は、飼育スタッフが観察役をし、その後は少しずつ観察役の人間を増やしていき、最後にベビーカーや車いすなども見せました。

音に慣れてもらうための練習もしました。また、キリンテラスにいる時間も少しずつ延ばし、長時間いても問題ないようにじゅんちしてきました。キリンの赤ちゃんのように、まだ環境に慣れ始めた個体もいるかもしれないので、動物園を訪れた際は、動物の気持ちになって楽しんでいただければと思います。

じゅんちに事務のスタッフも協力

こども動物自然公園ニュース

オスのコアラ「アサヒ」の公開

5月23日(金)、鹿児島市立平川動物公園から来園したオスのコアラ「アサヒ」が6月10日(火)に公開されました。来園当時は、鹿児島から想定よりも長旅になってしまい、数日はつかれた様子が見られましたが、今ではあたえたユーカリをすぐに食べたり、止まり木を移動したり、当園の環境にだいぶ慣れてきた様子です。どうぞ温かく見守ってください。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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