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特集
2025.09.01

【エコチル特集】災害を知って防災対策を考えよう!

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災害はいつ起こるか分からないよ。だからこそ、平常時に災害について知ったり、何か起こったときのために備えておいたりすることが大切! でも、何をどうすれば良いのかな? くわしく見ていこう!

災害が起こったら、何が起きる?

毎年のように発生する、大雨、台風、地震などによる被害。こういった自然災害から命を守るためには、日ごろから防災知識を身につけて備えをしておくこと、災害発生のおそれがある場合には防災情報をキャッチして迅速に避難することが大切だよ。

例えば、地震。どういった被害があるのかというと、建物倒壊、火災の発生、土砂くずれ、津波、液状化現象などがあげられるよ。過去の震災を見てみると、阪神・淡路大震災では神戸市を中心に大規模な火災が発生し、住宅が倒壊するなどの被害が出たよ。また、東日本大震災では、東北地方から関東地方にかけての太平洋沿岸を巨大な津波がおそった他、東京湾岸地域では液状化現象により大きな被害を受けたんだ。

一般的に、大都市で地震が起きると、
・古いビルがくずれたり、落下物が発生したりする
・電話がつながりにくくなる
・道路が通れなくなる
・電車が動かなくなる
・電気・ガス・水道が使えなくなる
といった被害が起こるといわれているよ。

日ごろから備えておこう!

地震に限らず、どのような災害でもそうだけれど、大切なのは日ごろからきちんと備えておくことだよ。下の『災害が起こる前にやっておこう!』を参考に、できることから始めてみてね。

また、関東大震災が発生した9月1日は「防災の日」、その前後の8月30日〜9月5日は「防災週間」として制定されていて、都内各地で防災イベントが開催されたり、「災害用電話ダイヤル(171)」と「災害用伝言板(web171)」が体験利用できたりするよ。災害が起きてあわてることがないよう、ぜひ体験してみてね!

非常用持ち出し袋を用意しよう!

非常用持ち出し袋に入れておきたい物の一例を紹介するよ。この他にも何が必要か、おうちの人と話し合っておこうね。

非常用持ち出し品(例)
□ 水
□ 食品(カップめん、かんづめ、ビスケット、チョコレートなど、最低3日分)
□ 貴重品(通帳、現金、運転免許証、マイナンバーカードなど)
□ 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
□ 防災用ヘルメット、防災ずきん
□ レインウェア
□ 軍手
□ 懐中電灯(手動式が便利)
□ 衣類・下着
□ 歯ブラシ、歯みがき粉
□ タオル
□ 携帯ラジオ(手動式が便利)
□ 予備電池・携帯充電器
□ 使い捨てカイロ
□ ウェットティッシュ
□ 洗面用具
□ ペン・ノート

感染症対策にもなるアイテム
□ マスク
□ 手指消毒用アルコール
□ せっけん、ハンドソープ
□ 体温計

災害が起こる前にやっておこう!

災害が起こる前に、私たちができることは何なのかな?

家具の置き方を工夫する
・家具はかべに固定する
・寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かない
・手の届く所に懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを置いておく

食料・飲料・携帯トイレなどを備蓄する
・1人1日3Lを目安に3日分の飲料水を用意する
・3日分の食料として、アルファ米や乾パン、かんづめなどを用意する
・家のトイレが使えなくなることがあるため、1人1日5回を目安に最低3日分、携帯トイレを用意する

非常用持ち出しバッグを準備しておく
・上のリストを参考に、非常時に持ち出すべき物をリュックサックにつめておく
・リュックサックはいつでも持ち出せる場所に置く
・すでに準備してある人は、中の物の消費期限などを定期的に確認する

家族同士の安否確認方法を決めておく
・日ごろから安否確認の方法や集合場所を話し合う
・災害時に携帯電話がつながらないことを想定し、災害用伝言ダイヤル、災害用伝言板などのサービスを利用することを決めておく

避難場所や避難経路を確認する
・防災マップやハザードマップを自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトから入手する
・避難場所や避難経路を家族で話し合う

>>> 国土交通省ハザードマップポータルサイトはこちらから

災害の種類を知っておこう!

災害にはさまざまな種類があり、災害前の対策や災害時の行動方法もちがってくるよ。

地震
・鉄道やバスに乗っているときは、つりかわや手すりにつかまる
・エレベーターに乗っていたら、最寄りの階で停止させてすぐ降りる
・ブロック塀の倒壊や自動販売機の転倒に注意する
・あわてて外に飛び出さない
・駅周辺などの大混雑している場所に近付かない

津波
・「津波警報」等を見聞きしたら、いち早く海岸からはなれ、可能な限り高い場所へ避難する
・海水浴などで海岸付近にいる人は、「津波注意報」でも避難が必要。海からあがる、海岸からはなれるなど、すぐに避難を開始する

火山
・火山防災マップを見て、噴火警戒レベルに対応する危険な場所を確認しておく
・あらかじめ、避難場所や避難経路を確認しておく

大雨・台風
・危険な場所には近付かない
・非常用持ち出し品の再点検をする
・雨や風が強くなる前に、家屋の補強などの対策をする
・避難の際の持ち物は最小限にして背中に背負うなど、両手が自由に使えるようにする

土砂災害
・土砂災害警戒情報などが発表されていなくても、土砂災害の前兆現象になっていた場合は、ただちに周りの人と安全な場所に避難し、市町村等に連絡する
【土砂災害の主な前兆現象】
・がけや地面にひび割れができる、がけや斜面から水がわき出る
・小石がバラバラと落ちてくる、地鳴り・山鳴りがする
・降雨が続くのに川の水位が下がる

竜巻
・竜巻が発生した際、屋外にいる場合はがんじょうな建物などに避難する。屋内にいる場合は窓には近づかず、1階のじょうぶな机の下などで身を小さくして頭を守る
・竜巻注意情報が発表された場合には、まず周囲の空の様子に注意し、急に真っ暗になる、大粒の雨が降り出す、雷鳴が聞こえるなどしてきたら、身の安全を確保する行動をとる

キミも「わが家の環境局長」になろう!

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協力:東京都

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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