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今月のどうぶつ:キンクロハジロ
学名:Aythya fuligula
カモ目 カモ科
生息地:主にユーラシア大陸北部で繁殖し、日本、 アフリカ大陸北部、インドなどで越冬
キンクロハジロについては、2023年4月号でも紹介していますので、ご参照ください。
金色の目に黒と白の羽色が特徴的なカモ
トレードマークの黒と白の羽色は、実は繁殖期(5〜7月)のオスだけに見られる特徴です。オスは目立つ羽色でメスにアピールする他、頭を背後へはね上げるポーズで求愛します。繁殖期が終わる夏から秋には羽が生えかわり、オスもメスに似た羽色になります。メスの羽は外側が黒と茶色、つばさを広げると内側には白い羽があります。
カモの仲間では潜水が得意な種で、えさは水にもぐって採り、水中で食べます。主なえさはシジミなどの二枚貝、小型のカニやエビ、水草など。平たいくちばしの内側にはクシ状の歯のような突起があり、水の中からえさをこし採って食べます。
水にもぐって採食
冬に飛来するわたり鳥
身近な水辺にも来るよ
日本では、北海道東部で少数の繁殖が確認され、本州以南では、越冬のために飛来する姿が各地で見られます。主に湖や池、川などの淡水域にいますが、河口や海上にいることもあります。京都市内では、鴨川や宝ヶ池、そして、京都市動物園の南側を流れる琵琶湖疏水にもやって来ます。冬から春にかけて、園内(東エントランス付近)の休憩所から、野生のキンクロハジロが見られることもありますよ。
京都市動物園の水禽舎では、現在、キンクロハジロのメス4羽・オス3羽を飼育しています。こちらでは1年を通して観察できるので、ぜひ見に来てくださいね。
「京都の森」水禽舎にいるよ
きょうとニュース
夜の動物園へ行こう!
【夏の夜間開園】
● 7月26日(土) 27日(日)
● 8月9日(土) 10日(日)
開園時間をいつもより3時間延長し、午後8時まで開園します(入園は午後7時30分まで)。動物ガイドをはじめ、さまざまなイベントもあります。日中とはちがった雰囲気をお楽しみください!
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/

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