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今月のどうぶつ:ケヅメリクガメ
学名:Centrochelys sulcata
カメ目 リクガメ科
生息地:アフリカの砂漠の周辺やサバンナ
秋から冬にかけて1~6回産卵し、1回で平均15個の卵を産みます。孵化は温度に左右されますが、約85~170日かかります。
大きさは世界で何番目?
ケヅメリクガメは世界で3番目に大きくなる種類のカメです。こうらの長さは40~50㎝、体重は35~40㎏になり、大きいものではこうらの長さは約90㎝、体重80~90㎏に成長します。寿命は30年から50年といわれていますが、野生では100年近く生きるものもいると考えられています。
ケヅメリクガメが暮らす砂漠は、日中は40℃まで暑くなりかんそうします。日中の高温や夜間の低温をさけるため、他の動物のほった穴を利用したり、自ら穴ほりをしたりして巣穴を作るのです。日中は作った巣穴で過ごし、早朝や夕暮れ時にえさを探して活動します。
食欲旺盛なリク。体重は約36㎏
こうらってぬげるの?
カメのこうらはカルシウムとタンパク質が混ざった成分でできていて、こうらと背骨はくっついています。そのためこうらをぬぐことはできず、こうらのすぐ下には臓器がつまっています。他のリクガメとはちがい、ケヅメリクガメのこうらはドーム状や扁平に成長することが特徴です。
小諸市動物園では2頭のケヅメリクガメ(オス)を飼育しています。冬など寒い日は暖房の効いた部屋にいて、晴れた暖かい日は外の放飼場で日光浴をします。約29才のリクは、こうら中央がややくぼんでいます。日中はじっとしていることが多いです。もう1頭の悠々は28才。こうらはきれいなドーム状で、飼育員の足音に気づくと近くに寄って来ます。令和7年4月に獣舎が新しくなりました。開園したらぜひ観察しに来てください。
暖かい日はよく動く悠々。 体重は約40㎏
こもろニュース
日曜日のみ開園中
当園は、開園100周年に向けリニューアル工事中です。開園する日曜日は、ポニー・ヤギ・ヒツジのえさやり体験とモルモット・パンダマウスのふれあい体験(13時~14時)を行っています。気温が高く晴れている日にはケヅメリクガメのふれあい体験(14時15分~14時45分)を開催。10時と15時にはペンギンのえさやりガイドも行います。
写真提供/小諸市動物園
協力・監修/小諸市動物園
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長野県小諸市丁311番地
TEL 0267-22-0296
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