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みんなは、マグロやタイ、イカ、エビなど、魚介類は好きかな? 魚介類は、たんぱく質やビタミンD、カルシウムといった私たちの体に必要な栄養素をいろいろとふくんでいるから、ぜひたくさん食べてね!
魚介類には体に必要な栄養成分がたくさん!
海に囲まれている日本では、季節や地域に応じて、さまざまな魚介類が食べられてきたよ。その歴史は古く、縄文時代の貝塚からアサリの貝殻やマダイの骨などが出土しているほどで、日本人にとって魚介類はなじみ深い食材といえるね。
ただ、令和5年度の『水産白書』によると、1人1年当たりの魚介類の消費量は、2001年度の40.2㎏をピークに減少傾向で、2022年度には22 ㎏(概算値)にまで減少!年齢階層別に見ても、1999年以降ほぼ全ての層で魚介類を食べる量が減っているんだ。
魚介類を食べて、元気に過ごそう
「食べ方が難しい」「小骨が苦手」「調理が大変」などの声もあって、魚介類が食卓に上る回数が減っているのかもしれないけれど、魚介類には私たちの体に必要なさまざまな栄養素がふくまれているから、食べないのはもったいないよ。
どういった栄養素がふくまれているのかというと、 良質の動物性たんぱく質を始めとして、ビタミンD、ビタミンE、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)の他、カリウムやカルシウム、マグネシウムといった必須ミネラルなど、私たちの体に必要な栄養が多くふくまれているよ。毎日を元気に過ごすためにも、魚介類を食べる回数を増やしていきたいね。
日本人がよく購入する
魚介類の栄養素を知ろう!
日本の食卓によく上がる魚介類にふくまれる栄養素は何なのかな?
栄養素の主な働き
DHA……脳の細胞を作り、視力低下予防効果も
EPA……血液をサラサラにし、血管をしなやかに
たんぱく質……皮ふや内臓、筋肉など、体の材料になる1つで、成長期には欠かせない
ビタミンB群……元気でいるための栄養素。不足すると、 集中力低下やつかれを感じやすくなったりする
ビタミンD……免疫力アップや骨の健康を保つのに役立つ
タウリン……つかれを取ったり、血管をきれいにしたりする
カリウム……体内に残った余分なナトリウムを排出する
リジン……集中力を高め、体の成長に大きく関わる
マグネシウム……ブドウ糖をエネルギーに変えるときに必要。 骨をじょうぶにする働きも
カルシウム……歯や骨をじょうぶにする
参考資料
>>> 水産庁:「令和5年度 水産白書」

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