北海道
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2022.01.11

栗山版「北海道の米を使った北海道の酒造り 小林酒造株式会社」

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美しい田園風景が広がり、雄大な夕張川が流れる栗山町には、北海道がほこる酒蔵、小林酒造株式会社があります。全国でもめずらしい築100年にもなるレンガ・石造りの蔵をはじめ、13の建物が国の登録有形文化財に登録されています。ここでは、小林酒造の歴史と酒造りについて紹介します。

石炭を取り入れた安定の酒造りを実現

小林酒造株式会社は、明治11(1878)年に初代小林米三郎の父「伝四郎」によって札幌市で開業し、明治33(1900)年に現在の栗山に移りました。明治時代は氷点下での酒造りが行われており、杜氏※たちをなやませていたといいます。そこで小林酒造の二代目・小林米三郎が、未来のエネルギーである石炭を使った酒造りに目を付け、石炭の熱を利用した技術を取り入れました。そして、過酷な環境の北海道においても安定した酒造りが実現され、空知地方での炭鉱も大きく成長していったのです。

昭和20~30年代、夕張を中心とした炭鉱街には全国からやってきた炭鉱員たちの活気であふれていました。息抜きの酒として、小林酒造の日本酒が多くの炭鉱員たちに好まれていたそうです。炭鉱街は消えてしまいましたが、今でも小林酒造の酒蔵には炭鉱員たちが注いできたエネルギーが宿っています。
※杜氏…日本酒を造る職人をまとめるリーダー。

北海道米を100%使用したこだわりの酒造り

栗山町は、空知地方の南に位置する稲作地帯。おいしいお米をはじめ、さまざまな野菜や果物の産地です。小林酒造の蔵人※たちは、夏は農業をして、冬は酒造りをしている人がほとんどだといいます。

小林酒造の日本酒は、北海道産米を100%使用。また、それぞれの米の個性に合わせた酒造りを基本としています。料理に合う、飲む人にとって心地よいあまさを考えた「日本酒」の質に強い想いがこめられているのです。

小林酒造の建物は見学可能です。ぜひみなさんも実際に酒蔵を見て、杜氏や蔵人たちの日本酒造りに対する想いや、その歴史にふれてみてください。
※蔵人…杜氏のもとで日本酒造りをする職人のこと。

2人がかりで米を冷まします

ツヤツヤの米をていねいに広げます

もろみ発酵の様子

大きなタンクが並びます

蔵元北の錦記念館

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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