【橿原市昆虫館だより】声は聞こえるけど、見つけるのは難しい「タイワンクツワムシ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
奈良
動物園だより
2024.05.07

【橿原市昆虫館だより】声は聞こえるけど、見つけるのは難しい「タイワンクツワムシ」

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今月のどうぶつ:タイワンクツワムシ

学名:Mecopoda elongata
キリギリス科
生息地:本州(伊豆半島以南)、四国、九州、南西諸島

上:緑色型のタイワンクツワムシ、下:卵

声は聞こえるけど、見つけるのは難しい

タイワンクツワムシの体長は、約50〜75㎜。非常に大きなキリギリスの仲間です。クツワムシによく似ていますが、翅が細長いのが特徴。緑色型と褐色型があり、褐色型の方が多いです。オスの翅には、鳴くためのやすり状構造があり、それをこすり合わせて鳴きます。「ギュルルルルルル」という非常に大きな声で鳴いて、メスに求愛をします。

本土では、海岸沿いに多く分布しています。野外で成虫を見ることができるのは、本土では夏から秋にかけて。南西諸島では、ほぼ1年中見ることができます。生息場所は、やぶや林縁など、草丈の高いしげったところです。夜行性のため、暗くなると大きな声で鳴きますが、しげみのおくにひそんでいるので、見つけるのは難しいです。

野外のタイワンクツワムシ

葉っぱ類が好物です

タイワンクツワムシは、雑食ですが、特に好きなのが葉っぱ類です。昆虫館では、クズやコマツナの葉のほか、ナス、ニンジン、キュウリ、固形資料(フラミンゴフード)をあたえて飼育しています。バーミキュライトを入れた容器を入れておくと、その土の中に産卵します。産卵から2カ月ほどでふ化。ふ化した幼虫は、2カ月ほどで成虫になります。

ふ化する幼虫

昆虫館での飼育の様子

かしはらしニュース

気まぐれ展示 「むし子のむしコマ」

ガラスごしに展示しているだけでは分からない、虫たちの魅力。その魅力を昆虫館の飼育スタッフが作成した四コマ漫画と、オリジナルキャラクター「むし子」を用いて紹介しています。現在は、タイワンクツワムシなどを展示中。今後は、新作漫画に合わせて変更する予定です。(8月末まで開催予定)


写真提供:橿原市昆虫館

協力・監修:橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/kanko_bunka_sports/konchukan/index.html

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エコチル編集部

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