【エコチル特集】森林の働きに注目!“ウッド・チェンジ”に取り組もう|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
特集
2024.04.09

【エコチル特集】森林の働きに注目!“ウッド・チェンジ”に取り組もう

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地球温暖化を防ぐために、森林の働きを活かした取り組みが進んでいる。中でも身の回りのものを木に変えるウッド・チェンジは、みんなが手軽に始められる取り組みでもあるよ。今回は、地球温暖化を防ぐ森林の働きやウッド・チェンジについて、いっしょに見ていこう。

地球温暖化防止に役立つ森林の働きとは?

今、世界では、CO₂(二酸化炭素)排出量を実質ゼロにする脱炭素社会に向けた取り組みが進んでいるよ。長野県でも「長野県ゼロカーボン戦略」という目標を立て、森林の働きをうまく活用することで目標の達成を目指しているよ。木には、光合成によってCO₂を吸収して、酸素(O)を放出し、炭素(C)を栄養として幹や枝に貯めこむという働きがあるんだ。この働きを地球温暖化防止に役立てようとしているんだよ。

そのためには、若い木から高齢の木までバランスよく育てることや、森林を適切に手入れすることがポイント。例えば、CO₂吸収量は若い木の方が多くて、高齢の木は少ないんだ。さらに間伐などの手入れを適切にすれば木がより成長し、CO₂の吸収量もアップするんだよ。また、炭素を貯めこむ量は体積が大きな木の方が多くなるよ。

ウッド・チェンジで日本の木を使おう

今の長野県の森林には、高齢の木が多く若い木が少ない「少子高齢化」という問題があるんだ(図1)。その対策として、高齢の木をきって木材として利用しながら、CO₂を多く吸収する若い木を増やす「主伐・再造林」を進めているよ。

もう1つ力を入れている取り組みが「ウッド・チェンジ」。「ウッド・チェンジ」とは、身の回りの物を木に変える、木を暮らしに取り入れる、建築物を木造・木質化する、など木の利用を通して持続可能な社会へ変えていく行動のこと。ウッド・チェンジで建物に木材を使えば、使われ続ける限りずっと炭素を貯めこむことができるし、木材にできない曲がり材や枝葉などは、まきや木質ペレットとして化石燃料の代わりにすることもできるよね。木を「きって、使って、植えて、育てる」をくり返しながら日本の森林を利用することは、脱炭素社会の実現へとつながっていくんだよ。

長野県には、CO₂吸収量が少ない高齢の木が多い!

長野県を代表するカラマツの木を見ると、森林の年齢が高いほどCO₂吸収量は低くなっていることが分かるよ。さらに森林(人工林)の面積は、CO₂吸収量が低い高齢の木が多くをしめているんだ。

出典:長野県佐久地域振興局林務課HPより

森林を利用するポイントは「きって、使って、植えて、育てる」

森林はきって、使って、植えて、育てるをくり返すことが大切。ウッド・チェンジで私たちが木を「使う」ことで、木を「植えて、育てる」流れがうまく回るよ。木材は使われている間、炭素(C)をずっと貯めこみ、若い木を植えて、育てることでCO₂の吸収量を増やすことができるから、脱炭素社会の実現にもつながるんだ。

私たちができることを考えてみよう

ここではウッド・チェンジの例を紹介するよ。この取り組みを参考にして、みんなの生活でも木を取り入れることができないか、考えてみよう。ペン立てなど身近な物から変えられるウッド・チェンジは、手軽に取り組める活動だよ。

プラスチックから木へ

マウスパッド・ペンプレート

ペン立て

コサージュ

案内看板

化石燃料から木のエネルギーへ

まき

ペレット

 

おもちゃもウッド・チェンジ!

佐久市の幼稚園で、地域のカラマツからできたおもちゃが使われているよ。このおもちゃはカラマツのおがくずから作られたブロック玩具。優しい手触りと木の香りが特徴だよ。

 

ウッド・チェンジの動画もチェックしてみよう!

長野県HPでは、ウッド・チェンジを分かりやすく伝える動画を公開しているよ。
ぜひチェックしてみてね。

>>>くわしくはこちら!


監修:佐久地域振興局

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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