【よこはま動物園ズーラシアだより】個体を見分けるにはたてがみで! 群れで生活するネコの仲間「ライオン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
動物園だより
2024.03.04

【よこはま動物園ズーラシアだより】個体を見分けるにはたてがみで! 群れで生活するネコの仲間「ライオン」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:ライオン

学名:Panthera leo
食肉目 ネコ科
生息地:東アフリカの草原やカラハリ砂漠

肉食動物であるライオンは、するどくて長い犬歯を4本持っています。この歯は肉を引きちぎって食べるのに役立ちます。

群れで生活するネコの仲間

ライオンは、東アフリカの草原やカラハリ砂漠に生息するネコ科の動物で、「プライド」と呼ばれる群れを作って生活します。これは他のネコ科の動物では見られない、ライオンのみの特徴です。「プライド」は、1~7頭のオス、血縁関係のある複数のメスとその子どもたちで構成されます。狩りも群れで行いますが、参加するのはメスのみで、ほとんどの場合オスは参加しません。

現在ズーラシアではオス3頭、メス1頭の合計4頭のライオンを飼育しています。基本的に1頭ずつで飼育していますが、オスのフクとメスのニノはとても仲が良いため、日中はいっしょに過ごしていることが多いです。


いっしょに過ごすフク(左)とニノ(右)

個体によってちがうたてがみ

ライオンの大きな特徴の1つは、オスにはたてがみが生えていることです。メスには生えていないため、他のネコ科の動物と比べて、オスとメスの区別がつきやすいです。

たてがみは1才ごろから生え始め、5~6才ごろまで量も増え、色もこくなってきます。たてがみの役割は急所となる首を守るため、体を大きくみせるためなど、さまざまあります。

たてがみの大きさや色は個体によってちがいます。オスのシドウのたてがみはおなかまでびっしり生えており、色もこいので、他の個体と見分けやすいです。


独特なたてがみのシドウ

ズーラシアニュース

※『大うんち展』過去の様子

『大うんち展』開催!!

ふんから見る動物たちの世界! 食性ごとに並んだたくさんのふんの標本からはどんなちがいが見えてくるでしょうか。大人から子どもまで楽しめる企画展になっているので、ぜひ足を運んでみてください。

※3月の休園日:5日(火)、12日(火)、19日(火)


写真提供/よこはま動物園ズーラシア

協力・監修/よこはま動物園ズーラシア【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】 
〒241-0001 横浜市旭区上白根町1175-1
TEL 045-959-1000
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/

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