【エコチル特集】持続可能な社会のための交通手段「シェアサイクル」について考えよう|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
特集
2023.09.11

【エコチル特集】持続可能な社会のための交通手段「シェアサイクル」について考えよう

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みんなは出かけるとき、どの乗り物で移動する? 上田市では新しい交通手段として、自転車を共有する「シェアサイクル」に取り組んでいるよ。持続可能な社会を実現するためにどんな効果があるのか、いっしょに考えてみよう。

車に代わる交通手段を選ぼう

シェアサイクルを知っているかな? シェアサイクルとは、みんなと共有した自転車を、好きなときに好きな場所で利用できる仕組みのこと(下のコラムを見てみよう)。自家用車に代わるエコな交通手段として、注目されているんだ。

自転車には、地球温暖化の原因であるCO₂を排出しないという良い点があるよ。家庭のCO₂排出量のうち、自家用車からの排出量は、照明・家電製品に次いで2番目に多く、約2割を占めているよ。自家用車の代わりに自転車を利用すれば、CO₂排出量を減らすことができるよね。上田市と千曲市では、令和3年度からシェアサイクル社会実験に取り組みながら、シェアサイクルが脱炭素社会(CO₂排出量が実質ゼロの社会)に、どれくらい効果があるか調べているよ。

環境に優しくて街も元気になるシェアサイクル

令和4年度のシェアサイクルの利用者は、上田市と千曲市で約4300人だったよ。特に上田市では、令和3年度と比べて利用回数が4・3倍に増えたんだ。今回の取り組みで削減したCO₂排出量は297・6㎏で、スギの木21本分の CO₂削減効果があったと試算されているよ。

普段の暮らしで、シェアサイクルを利用する人が増えたことも特徴。利用者の約5割が、上田市と千曲市、それぞれの街に住む人だったんだ。利用目的としては、観光が最も多く、その他に、通勤や通学、買物、飲⾷といった暮らしの中での利⽤者が、9%増加したよ。また、街で過ごす時間が増えたことから、上田市内がにぎわい、街の活性化にもつながっているんだ。

CO₂排出量を削減できて、街が元気になるシェアサイクルは、持続可能な交通手段として効果があるよ。第3弾・シェアサイクル社会実験は、12月17日(日)まで。身長145㎝以上の小学生は利用できるから、チャレンジしてみよう。

>>>※JCCCA家庭からの二酸化炭素排出量(世帯当たり、用途別)

太陽光発電で自転車を充電

上田市と千曲市では、シェアサイクルの自転車を停めておく「サイクルポート」の3カ所に、太陽光パネルを設置したよ。太陽光パネルは、屋根や地面にうめこんで設置しているんだ。これにより、自転車のバッテリー充電が、再生可能エネルギーである太陽光発電でできるようになったよ。

▲上田市観光会館のサイクルポート。太陽光パネルは地面にうめこまれている

シェアサイクルを利用する方法
シェアサイクルの自転車は、電気で動く電動アシスト自転車。チケットはスマートフォンやコンビニなどで購入できるよ。利用の仕方などは、パンフレットにのっているよ。

>>>シェアサイクルのパンフレットはこちらから

どこで乗れる?
サイクルポートをチェックしよう

自転車を借りたり返したりできるサイクルポートが、上田市には15カ所あるよ。上田駅や信濃国分寺駅前など、多くの人が使えるように、上田市内に広く設置しているよ。


▲上田駅周辺のサイクルポートマップ

高校生が検討。
シェアサイクルの利用促進

上田染谷丘高等学校の生徒たちは、シェアサイクル社会実験が始まった年から、シェアサイクルで街を活性化しようと取り組んでいるよ。令和4年度は「別所温泉〜塩田平エリアを巡るオススメサイクリングコース」を作成したんだ。さらに2023年7月には、若い人たちの利用が少ないというシェアサイクルの課題に対して、生徒8名で試乗会を開催。若い人たちが多く集まる市内のイベント会場で試乗会を開き、緊張しながらも、街の人々に積極的に声をかけて試乗してもらったよ。

「エコな移動」クイズにチャレンジ

エコな移動方法はどれが当てはまるだろう?
正しいと思うものはどれかな。答えは下にあるよ。


上田市のシェアサイクル社会実験で、サイクルポートに設置した太陽光発電で充電できるのは、シェアサイクルの電動アシスト自転車のバッテリーだ。


令和4年度のシェアサイクル社会実験で削減できたCO₂量は、スギの木10本分だった。


自家用車、バス、鉄道、自転車の中で、1人が1km移動するときのCO₂排出量が一番多いのは、自転車だ。


自転車や徒歩での移動は、健康に良い。


移動するときは、公共交通機関より自家用車を利用すると環境に優しい。

 


シェアサイクルは、自転車をみんなで共有し、使いたいときに近くのサイクルポートから借りて、どこのサイクルポートでも
返すことができる。

参考:環境省ホームページ「cool choice」smart moveとは

より良い街づくりを支援する「UDC信州」の取り組み

今回取り上げた「上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験」の企画や調整、検証をしているのがUDC信州(信州地域デザインセンター)だよ。UDC信州は、シェアサイクル社会実験をはじめ、長野県での街づくりがうまく進むように支援する組織なんだ。シェアサイクルの取り組みの他、街づくりに関わる人材を育てるセミナーの開催、情報発信などを通して、より良い街づくりができるよう活動をしているよ。

>>>UDC信州のHPはこちらから

 

「エコな移動」クイズにチャレンジの答え:①、④、⑥


監修:UDC信州

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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