【円山動物園だより】砂漠のギャング「ミーアキャット」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2023.05.08

【円山動物園だより】砂漠のギャング「ミーアキャット」

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ミーアキャット

食肉目/マングース科
【生息地】ナミビアや南アフリカ共和国など

円山動物園にはオス3頭とメス4頭がいます。

砂漠のギャング

ミーアキャットは、数匹から数十匹の群れで協力しながら暮らしています。子作りをするのは、優位なオスと優位なメスだけです。他のオスやメスは子どものお世話係になり、授乳をしたり、えさの取り方や天敵などについて教えたりします。

例えば、好物のサソリは毒針のあるしっぽをつぶしてから食べるように教えます。歯は36本もあり、かたいサソリもバリバリとかみくだき、昆虫や小鳥、植物なども食べます。かわいらしい見た目ですが、攻撃的で砂漠のギャングといわれています。

背中のしま模様は10本

アヒルのような鳴き声!?

群れには見張り係もいて、しっぽを支えに2本足で立って高い所から周囲を見わたします。天敵のタカやフクロウ、ジャッカルなどが来たら、見張り係が大きな声で鳴くと、みんな一斉に巣穴へにげこみます。

空や地上など、どこからの敵なのかを伝えるために、数種類の鳴き声を使い分けています。2本足で立つのには他にも理由があります。日光を体いっぱいに浴びて体を温めて、元気に活動するためです。石や岩の多い荒地やサバンナに生息していて、夜は気温が0℃近くになるになることもあるからです。

円山動物園でも、よく2本足で立ったり、ちょこんと座ったりして、周囲をキョロキョロと見回しています。前足であなをほったり、日光浴をして気持ち良くなって、あお向けでねていたりすることもあります。左の二次元コードから鳴き声を聞くことができるので、ぜひ聞いてみてくださいね。

しっぽを支えにして立っています

巣穴をほるためのするどい前足のつめ

 

まるやまニュース

「第17回アースデイin円山動物園」を開催!

アースデイとは、「地球のことを考えて行動する日」のこと。今年は参加団体も増えて、4年ぶりに体験ブースも復活するよ。この機会に、楽しみながら地球のためにできることを考えてみよう。家族みんなで来てね!

期間:5/20(土)・21(日)
場所:園内各所

>>>くわしくはこちら

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

鳥はオス、メスどうやってみわけをつけるのですか?

答え

見分けるのが簡単な種類と難しい種類があります。鳥の仲間はオスがメスにアピールをするので、オスが派手な見た目をしている種類がいます(クジャクなど)。このような種類は見た目が全くちがうので見分けるのが簡単です。オスとメスが同じ見た目をしていて見分けるのが難しい種類は(ペンギンなど)、血液検査をすると性別が分かります。検査をした後は、足などに色のついた輪っかを付けて見分けています。

 


札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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