【エコチル特集】山や海、私たちの暮らしとつながっている 川について知ろう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
静岡
特集
2023.04.10

【エコチル特集】山や海、私たちの暮らしとつながっている 川について知ろう!

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私たちにとって身近な川。静岡市にはどんな川があるんだろう? 今回は、私たちの暮らしとも大きな関わりがある川について、いっしょに見ていこう。

川は私たちと深くつながっている

川がどこから始まっているのかを考えたことはあるかな? まず雨が降ったら、山の土が雨水を吸ってたくわえる。たくわえた水は、土から少しずつしみ出し、集まって川になるんだ。最終的に、川は海へ流れて行くよ。

私たちは、川からたくさんのめぐみをもらっているよ。飲み水など毎日の生活で使われている水は川から取ったもの。農作物を育てたり、工場で製品を作ったりするときにも川の水が使われる他、電力をつくるための大事なエネルギー源にもなっているんだ。また、海で魚や海藻が元気に育つのも、川が森の栄養分を海へ運んでいるからだよ。実は川は、私たちの暮らしと深くつながっているんだ。

静岡市の川を知ろう

ここでは、静岡市を代表する3つの川を紹介するよ。静岡市には安倍川、藁科川、興津川があり、どの川も水がきれいで清流と呼ばれているんだ。安倍川は、全国の一級河川の中から「水質が最も良好な河川」に選ばれたほどだよ(令和2年)。

水のきれいな川だけにすむ生き物がいることを、知っているかな? なかでもアユは清流にすむ代表的な生き物。ここで紹介した3つの川では、アユつりができることで有名だよ。

川は私たちの暮らしをはじめ、山や海、生き物などと広く関わっているからこそ、川を大切にすることも忘れないでいよう。

どんな発見があるかな?川に遊びに行こう!

川で楽しく遊ぶために、服装やタモあみの使い方、気を付けることを紹介するよ!必ず大人といっしょに行動しよう。

タモあみをうまく使って生き物をつかまえよう!

浅い川、小石のある所での使い方
浅い川では石の間にあみを差しこんで、上流の小石を足で動かしてみよう。びっくりした魚があみの中ににげこんで来ることがあるよ!

川岸の草の生えている所での使い方
草が生えている川岸では、そーっとあみを入れて片足で草をガサガサしてみよう。かくれていた虫や魚があみに入るかも!

何が危険か知っておこう!

急に深くなっている所も あるよ。 気を付けようね!

探してみよう!きれいな川にすむ魚

静岡市にある3つの川の場所と、きれいな川にだけすむことのできる代表的な魚を紹介するよ。川で探してみてね。

アユ
春に海からやって来て、中・上流で生活する。石に付いている藻を食べるよ。
オイカワ
オスははんしょく期(5〜8月)になると、体にきれいな色が現れるよ。
シマヨシノボリ
ハゼの仲間で、中・上流の石の下で水生昆虫などを食べるよ。

 

巴川で発見!巴川にすむ生き物たち

巴川にどんな生き物がすんでいるか、調べたよ。これは2022年10月、静岡市が行った調査で、下の写真の生き物の他に、コイやハゼの仲間、ウナギ、アユなど約20種類もの生き物がすんでいることが分かったよ。

発見した生き物

ニシシマドジョウ

シマヨシノボリ

テナガエビ

モクズガニ

調査した場所

 

調査区間:巴川・静岡市葵区赤松、麻機緑地西側本流約240m、麻機緑地内細流約20m

新しくできた「麻機遊水地コース」で 生き物を探してみよう!

令和5年3月、「麻機遊水地コース」のいきもの散策マップが新たにできたよ。いきもの散策マップは、それぞれの場所で観察できる鳥や昆虫、植物などを紹介しているんだ。WEBサイト「しぜんたんけんてちょう」から見ることができる他、あさはた緑地センターハウスでも配っているよ。 麻機遊水地コースを散策して、生き物を見つけよう。

>>> 「静岡市いきもの散策マップ」HPはこちらから

 


監修:静岡市環境共生課

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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