【エコチル特集】2050年までに実現しよう!「ゼロカーボン北海道」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
特集
2023.03.13

【エコチル特集】2050年までに実現しよう!「ゼロカーボン北海道」

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北海道は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボン北海道」の実現を目指しています。北海道の再生可能エネルギーの可能性や、私たちにできる取り組みを見てみましょう。

地球温暖化を食い止める「ゼロカーボン」とは?

地球温暖化により気候が変化し、私たちの生活や自然環境に影響が出ています。地球温暖化を食い止めるためには、生活などから排出されるCO₂などの温室効果ガスを減らし、さらには実質ゼロにする「ゼロカーボン」に取り組まなければなりません。

「ゼロカーボン」とは、温室効果ガスの排出量と、森林等が吸収する量を同じにして、実質ゼロにすることです(図1)。北海道は、2050年までに「ゼロカーボン北海道」の実現を目指しています。

図1)「ゼロカーボン」とは?

資源豊かな北海道と再生可能エネルギー

北海道には、広大な土地や豊かな自然エネルギーの資源が豊富にあり、再生可能エネルギー(再エネ)をつくり出せる大きなポテンシャル(可能性)があります(図2)。太陽光や風力などの自然の力を使って生み出される再エネを使うことによって、CO₂の排出をおさえることができます。

図2)北海道と再生可能エネルギー
資源が豊かな北海道は、再エネをつくり出すポテンシャル(可能性)が全国トップレベル!

北海道では、5カ所(石狩市、上士幌町、鹿追町、札幌市、奥尻町)が脱炭素先行地域として国に選定されており、木材や家畜ふん尿、地熱などの地域の資源を使って再エネをつくる取り組みがすでに進んでいます。エネルギーの地産地消は、災害に強い地域づくりと地域経済の活性化にもつながり、みなさんの暮らし向上にもつながります。

「ゼロカーボン北海道」のために私たちにできることは?

北海道は、全国と比べて家庭から排出されるCO₂の割合が高いことを知っていますか。1人当たりの排出量も全国平均の1.3倍あり、道内の年平均気温は100年で約1.6℃も上がっています。私たち1人1人が日々の生活を見直して、CO₂の排出量を減らすことが大切です。下図の取り組み例を見て、私たちにできることから始めてみましょう。

みんなで取り組むゼロカーボン北海道チャレンジ!
どのような取り組みがあるかチェックをして、ゼロカーボンにチャレンジしてみよう。


□ 愛着ある服を長く大切に着る
□ 長く着られる服を選ぶ
□ 服のレンタル・サブスクを利用する
□ 着なくなった服は資源として回収に出す


□ 地元の食品や旬の食材を食べる
□ すぐ食べる物は「てまえどり」
□ 食品ロスをなくす
□ 食材の買い方、保存方法を工夫する


□ CO₂排出量を知る
□ 節電・節水に取り組む
□ 家電の買いかえ時に省エネ家電を選ぶ
□ 太陽光パネルを設置する

ごみ(廃棄物)
□ プラスチックごみを減らす
□ マイボトルを持ち歩く
□ 海をきれいにする
□ ごみ拾い運動に参加する

教育
□ 環境の未来について考える
□ 子どもを通じて親子で学ぶ
□ 家族で環境に取り組む
楽しく学ぼう!
>>>動画で学ぶ「ゼロカーボンと私たちの未来」

スポーツ・健康
□ 通勤・通学・レジャーでは、ウォーキングや自転車を利用する
□ できるだけ階段を使って体を動かす
□ 晴れた日は歩いて健康づくりをする

森林
□ 木を植えて、育てて、楽しむ
□ 暮らしに木を取り入れる
□ 森林散策でリフレッシュする

交通
□ EV車を利用する
□ 自転車や公共交通機関を利用する
□ 次世代自動車を選ぶ
□ エコドライブを実践する

「ゼロカーボン北海道チャレンジ!」


ゼロカーボンの未来をかたりあう。
>>>ZERO CARBON HOKKAIDO CAFE

環境忍者えこ之助


監修:北海道環境生活部ゼロカーボン推進局ゼロカーボン戦略課

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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