【静岡市立日本平動物園だより】ふわふわの白いたてがみが綿帽子のよう!コロンビア北西部に生息する「ワタボウシタマリン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
静岡
動物園だより
2022.06.06

【静岡市立日本平動物園だより】ふわふわの白いたてがみが綿帽子のよう!コロンビア北西部に生息する「ワタボウシタマリン」

目次 [非表示]

ワタボウシタマリン

 

学名:Saguinus oedipus
オマキザル科 タマリン属
生息地:コロンビア北西部

当園にいるオマキザル科の仲間


長い尾を器用に使うかしこいサル 「ジェフロイクモザル」

ワタボウシタマリンって?

ワタボウシタマリンは、主にコロンビア北西部に生息し、昼行性でほとんどを樹上で生活している、サルの仲間です。主な特徴は、顔のほりが深いのと、頭部から長くのびた白いたてがみがあり、綿の帽子をかぶっているように見えるところです。これがワタボウシタマリンの名前の由来になっています。


動物園であたえているえさの一例

絶滅の危険性が高いの!?

国際自然保護連合による保全状況では「CR」というランクに分類され、近い将来野生での絶滅の危険性が高くなっていますが、日本の動物園でも見ることができます(国内の動物園ではおよそ70頭)。

現在、日本平動物園では、オス4頭、メス1頭を飼育しています。この5頭は8才〜13才の家族なので、近親交配をさける目的で、オスとメスに分け、別々の展示スペースで飼育しています。

えさは、野生では果実・葉・樹液・樹皮や虫・トカゲなどの小動物を食べています。日本平動物園では、朝と夕方でメニューは異なりますが、パンがゆ・リンゴ・煮イモ・煮ニンジン・ブドウ・オレンジ・ヒマワリやカボチャの種・小型サルペレット・ミルワームなどを、トレイに入れてあたえています。

オス4頭には、けんかをしないようトレイ内のえさの配置を均等に分けています。日本平動物園では、今後新しい仲間を増やし、繁殖につなげていきたいと考えているそうです。

ワタボウシタマリンのオス4頭

日本平動物園ニュース

双子ジャガーの赤ちゃんの名前、決定しました!!

昨年11月に生まれた双子のジャガーの名前が決まりました。園内で「Web投票」による名前募集を行ったところ、564件の応募があり、その中から命名理由や呼びやすさなどを考えて選んだ結果、『小春』(姉・黒色)、『小麦』(妹・黄色)に決定!「猛獣館299ジャガー舎」にぜひ会いに来てね。
【双子の公開時間】 9時~14時(当面の間)


写真提供:静岡市立日本平動物園

静岡市立日本平動物園
静岡市駿河区池田1767-6
TEL 054-262-3251
https://www.nhdzoo.jp/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3