【須磨海浜水族園だより】大きく野太い鳴き声の「マゼランペンギン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
兵庫
動物園だより
2022.05.09

【須磨海浜水族園だより】大きく野太い鳴き声の「マゼランペンギン」

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マゼランペンギン

学名:Spheniscus magellanicus
ペンギン目 ペンギン科
生息地:チリ、アルゼンチンなどの沿岸部、フォークランド諸島

雪や氷のイメージが強いペンギンですが、実は南極周辺にすんでいる種類は少なく、マゼランペンギンも温暖な地域に生息する一種です。

見た目のかわいさから 想像できない鳴き声!?

マゼランペンギンはペンギンの中では中型で、体長は約65㎝、体重は約4㎏。胸元にある2本の黒い線が特徴です。求愛したり、自分の居場所をアピールしたりするときなどに鳴く声は、見かけによらず大きく野太く、トランペット鳴きともいわれています。

特に春の繁殖期には、飼育エリアにひびきわたります。一方、ペアが体を丸めて小さな声で「ボボボボ」と鳴き交わし、コミュニケーションをとるほほえましい光景も見られます。


子育て経験豊富なペア

ふ化後、約3カ月のひな

子どもの羽の模様が ちがうのは何のため?

多くの鳥類と同様でペアのきずなは強く、毎年同じ巣で産卵し、ひなを育てます。卵は2つ生み、交代で温め、約42日間でふ化します。スマスイでは経験豊富なペアに、他のペアの卵をだいてもらうこともあります。 ふ化後、ひなは親鳥がはき出した魚を口移しでもらい成長します。

3カ月経ったころには、自分で魚を食べられるようになり、親鳥と同じ大きさにまで成長します。ひなの羽毛には成鳥の特徴である胸元の2本の黒い線はなく、1年間はひな特有の羽毛のため、簡単に見分けられます。これは巣をめぐる争いなどに巻きこまれないよう、大人と区別する目印の役割があるといわれています。


ひなにえさをあげる親鳥

スマスイニュース

スタンプラリー復活!

スマスイのスタンプラリーが復活しました! キャラクターや建物など、オリジナルスタンプは全部で6種類。園内の地図を見ながら探してみてくださいね。スタンプブックはインフォメーションで購入できます(有料)。

スタンプを全部集めるとオリジナルグッズをもらえるので、挑戦してみてください!


写真提供:須磨海浜水族園

神戸市立須磨海浜水族園
〒654-0049 兵庫県神戸市須磨区若宮町1-3-5
TEL 078-731-7301
https://kobe-sumasui.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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