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旭山動物園の獣医師・佐藤伸高さんが、動物や動物園、自然について紹介するコーナーです。
今月のどうぶつ:ジェフロイクモザル
霊長目オマキザル科
【生息地】中央アメリカの熱帯雨林
旭山動物園では、オス1頭とメス1頭を飼育しています。
器用なしっぽ
クモザルの仲間は、中南米の熱帯雨林に生息しています。名前の由来は、長い尾を使って木にぶら下がっている姿が「クモ」に似ていたからと考えられており、英語名も「Spider Monkey(クモサル)」といいます。その中でもジェフロイクモザルは、中米に生息しています。ジェフロイの由来は、フランス人のジェフロイさんが発見したからです。
目立つ特徴は、長い尾です。尾は頭からおしりと同じくらいの長さがあります。また、とても器用に動き、木の枝やロープに尾をかけてぶら下がったり、尾で物をつかんだりすることもできます。尾の内側には「尾紋」という私たちの指にある指紋と同じような模様があります。これはすべり止めの役割をしています。
体の毛の色は、黒、クリーム色、茶色とさまざまです。手の指は親指がなく、4本しかありません。4本指をフックのようにひっかけて移動するのですが、5本指よりも早く移動できたため、進化する中で親指がなくなったと考えられています。

頭からおしりと同じくらいの長さの尾

尾でぶら下がったり、つかんだりします
鳴き声を使い分け
野生では、数頭から数十頭の群れで行動します。仲間とは鳴き声でコミュニケーションをとります。動物園でもいろいろな鳴き声でコミュニケーションをとっている姿が見られます。また、飼育係にも鳴き声で挨拶をします。野生では主に昼行性で、木の実などを食べます。動物園では野菜と果物を中心にあたえています。
ジェフロイクモザルは絶滅が心配されています。理由は森林伐採により生息地が減少していることや食料が不足していること、ペットにするための密漁と考えられています。ぜひ動物園で、クモザルのすばらしい尾の使い方を観察してみてください。

尾の内側にある「尾紋」
あさひやまニュース

ワオキツネザルの赤ちゃんが誕生!
5月3日(日・祝)に、ワオキツネザルが2頭生まれました。しばらくはお母さんにくっついているので見つけにくいかもしれませんが、よく探してみてください。
教えて! 飼育員さん
飼育員さんが、みんなからの質問に答えます!
質問
肉食動物がけがをしたときに、どうやって中に入って治療するのですか?
答え
肉食動物のおりの中に入るためには、動物に麻酔をかけてねむらせる必要があります。麻酔をかけなければ危険ですので、中に入ることはできません。

質問大募集!
「飼育員さんへの質問」を受付中! 聞きたいことを 送ってください!
協力・監修:旭川市 旭山動物園
旭川市 旭山動物園
旭川市東旭川町倉沼
TEL. 0166-36-1104
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