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今月のどうぶつ:スズメ
学名:Passer montana
スズメ目 スズメ科
生息地:小笠原諸島を除く日本全土 / ヨーロッパ~東・東南アジア

スズメは、茶色を中心とした色合いで、ほほに黒い模様があります。体長は約15cm、重さは25gほどです。冬は羽をふくらませて寒さをしのいでいます。
人と暮らす野鳥
ふじのくに地球環境史ミュージアムに入って最初の展示室に、スズメの剥製標本が置かれています。「人と自然の関係とその歴史」を考えるこの博物館の1番目の部屋になぜ、スズメが展示されているのでしょうか?
スズメは人間が住む前の日本列島には少なかったと考えられます。当時の日本列島は森林におおわれていて、スズメが生活する田んぼや里山のような開けた環境はほとんどありませんでした。人が森林を切り開き、田畑を作ったことで多くのスズメが暮らすようになったと考えられています。現在、スズメがたくさんいるのは、人間のおかげだともいえるでしょう。

展示されているスズメの剥製
スズメが減っている!?
古くから身近で親しまれ、時には米を食べる害鳥とすらいわれていたスズメですが、近年その数を大きく減らしていることが分かってきました。 環境省などの調査によると、2022年までの15年間に、全国で約40%の個体数の減少が確認されています。減った原因としては、田んぼや草原などでのえさとなる昆虫やそのすみかの減少、巣を作りやすい木造の建物が減っていること、そして温暖化などが考えられています。
これらの原因は人間が引き起こしたものです。かつては人によって増えたスズメが、今は人によって減っているのです。

いなほに集まる
ふじのくに地球環境史ミュージアムだより

企画展「サクラ×さくら」
初春から約半年の間に数100種類のサクラが各地でさきほこり、国内で唯一サクラエビの漁が行われる「さくら王国」静岡県。今回の企画展では、多彩なサクラの姿やサクラエビの生態、それらの「さくら」と人の関わりなどをしょうかいします。特に100種類のサクラの花を透明なアクリルに閉じこめた実物標本は、必見です。会期は来年5月24日(日)まで。
写真提供:ふじのくに地球環境史ミュージアム
協力・監修/ふじのくに地球環境史ミュージアム
静岡県静岡市駿河区大谷5762
TEL:054-260-7111
HP:https://www.fujimu100.jp/
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