川崎
動物園だより
2026.04.07

【夢見ヶ崎動物公園だより】さまざまな問題をかかえる「ホンドタヌキ」

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今月のどうぶつ:ホンドタヌキ

学名: Nyctereutes procyonoides viverrinus
生息地:日本(本州・四国・九州)
哺乳綱 ネコ目 イヌ科

里山などに生息し、日本人に古くからなじみのある動物です。

さまざまな問題にさらされるホンドタヌキ

ホンドタヌキは雑食で都市部にも適応していますが、車道で車におどろいて交通事故にあったり、野良ネコなどとの接触により疥癬などの感染症に感染してしまったりなど、さまざまな問題があります。

春先に出産し、母親はしばしば子どもを連れて巣の引っ越しを行いますが、引っ越しの最中にやぶや側溝などにかくした子どものタヌキを「捨てられている」とかんちがいして動物園に持ちこみ、結果として母親から誘拐してしまう場合があります。当園のげんまいはまさにそのパターンで、職員がミルクをあたえて育てたものの野生にもどすことができなくなった個体です。

目がやっと開いたころのげんまい

今年5月で11年
高齢になった〝げんまい〟

げんまいは、当園に持ちこまれてから、今年の5月で11年となります。高齢になり足腰の関節や骨の変形などが見られ、白髪も増えてすっかり「おばあちゃん」になりましたが、薬は好物のゆでサツマイモにしこむと、ぺろっと食べてくれるので投薬の手間はかかりません。

昨年夏の地獄のような猛暑も乗り越え、この冬もふわふわの冬毛を披露してくれました。好きな物を物陰にかくれて食べたり、ペレットや肉などを部屋のすみにかくして後でほり返したりと、タヌキならではの習性も見せてくれます。

タヌキらしい模様が出てきたころ

ゆめみがさきニュース

テンジクネズミの新生仔たち

バックヤードにて、テンジクネズミの繁殖を行っています。妊娠期間は約60日前後と、ヒトと比べると短いのですが、赤ちゃんは毛も歯も生えた状態で生まれてきて、生まれた翌日には草などの固形物を食べ始めます。2026年の年明けにも、かわいらしくもしっかりした赤ちゃんが生まれました。展示デビューはもう少し成長してからの予定です。


写真提供・制作協力・監修/夢見ヶ崎動物公園
〒212-0055
川崎市幸区南加瀬1-2-1
TEL 044-588-4030

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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