【食育特集】食育ピクトグラムで食育が分かりやすくもっと身近に！

食育ピクトグラムは、食育の取組がだれにでも分かるように作られた絵文字だよ。「みんなで楽しく食べよう」「朝ごはんを食べよう」といったものから、「災害にそなえよう」「和食文化を伝えよう」といったものまで、その数、全部で12個。早速、見ていこう！

食育の取組が絵文字に！

みんなは“食育ピクトグラム”というのを知っているかな？ 学校の給食だよりなどにのっているのを見たことがあるかもしれないね。

この食育ピクトグラムは、ここで行われている食育の取組がどういったものなのか、子どもから大人までだれにでも分かりやすく伝わるように作成された絵文字・ピクトグラムのことで、全部で12個あるよ。

そもそも、食育とはさまざまな経験を通じて、食に関する知識と、バランスの良い食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むこと。食べることは生涯にわたって続く基本的な営みだから、子どもはもちろん、大人になってからも食育はとても重要なんだ。

なぜ食育が大切なの？

また、食育が重要とされる背景には、近年、食に関したさまざまな課題が出てきていることもあるよ。

例えば、栄養のかたよりや不規則な食事などによる肥満や、それらが原因と考えられる生活習慣病の増加、また、若い女性を中心にみられる過度なダイエット志向、高齢者の低栄養化傾向など、全世代にわたって課題があるんだ。

健康的な食のあり方を考えるとともに、だれかといっしょに食事や料理をしたり、食べ物の収穫を体験したり、季節や地域の料理を味わったりするなど、できることから食育を始めていこうね！

全部で12個！食育ピクトグラムを紹介!!

12個の食育ピクトグラムには、どういった意味がこめられているのかな?

家族や仲間と、会話を楽しみながら食べる食事で、心も体も元気にしよう。

朝食を食べて生活リズムを整え、健康的な生活習慣につなげよう。

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事で、バランスの良い食生活につなげよう。また、減塩や野菜・果物摂取にも努めよう。

適正体重の維持や減塩に努めて、生活習慣病を予防しよう。

よくかんで、おいしく安全に食べよう。

食品の安全性等についての基礎的な知識をもち、自ら判断し、行動する力を養おう。

いつ起こるかも知れない災害を意識し、非常時のための食料品を備蓄しておこう。

環境に配慮した農林水産物・食品を購入したり、食品ロスの削減を進めたりしよう。

地域でとれた農林水産物や被災地食品等を消費することで、食を支える農林水産業や地域経済の活性化、環境負荷の低減につなげよう。

農林漁業を体験して、食や農林水産業への理解を深めよう。

地域の郷土料理や伝統料理等の食文化を大切にして、次の世代への継承を図ろう。

生涯にわたって心も身体も健康で、質の高い生活を送るために「食」について考え、食育の取組を推進しよう。

参考資料
＞＞＞ 農林水産省「食育ピクトグラム及び食育マークのご案内」
＞＞＞ 政府広報オンライン「「食べる力」＝「生きる力」を育む「食育」。実践の環を広げよう」

この記事を書いた人WRITER

エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

シェアする つぶやく 送る