大阪
動物園だより
2025.11.04

【ニフレルだより】両手でかかえることができる小さなアルマジロ「マタコミツオビアルマジロ」

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今月のどうぶつ:マタコミツオビアルマジロ

学名:Tolypeutes matacus
英名:Southern Three-banded Armadillo
生息地:南米中央部の森林やサバンナ
被甲目 アルマジロ科

寄り添い丸まってねむる姿

両手でかかえることができる小さなアルマジロ

今回は「マタコミツオビアルマジロ」を紹介します。体長20~25㎝、体重1~2㎏の小さなアルマジロで、両手で軽くかかえられるほどの大きさです。

「アルマジロ=丸まる」というイメージがあるかもしれませんが、実は全25種類のアルマジロの仲間のうち丸まることができるのは、このマタコミツオビアルマジロとミツオビアルマジロの2種類だけです。

丸まる姿

名前の由来はスペイン語の「armado」から

丸まりの秘密は、背中の「帯」です。こうらには2~4本の動く「帯」があり、身の危険を感じると、この帯をのび縮みさせてすばやく丸まり、かたいこうらで身を守ります。こうらは名前の由来になっており、スペイン語で「武装した者」を意味する「armado」から、アルマジロという名前が付けられました。こうらは、「皮骨」という六角形の板状の骨がつながっていて、皮骨同士のつながりはゆるやかで、体はじゅうなんです。

もう1つの特徴は、大きく発達した前足のつめです。つめを使って地面に穴をほり、かくれ家として利用したり、“ありづか”をこわしてアリやシロアリを食べたりします。

ニフレルでは2頭のマタコミツオビアルマジロが暮らしています。夜行性のため、日中は2頭寄り添いねむる姿をよく見かけますが、閉館間際には、すばしっこく動く様子を見ることもできます。ぜひこの愛くるしい姿を見に来てください。

マタコミツオビアルマジロのつめ

にふれるニュース

オニダルマオコゼ

「かくれるにふれる」ゾーンでは、オニダルマオコゼという魚が暮らしています。体はごつごつした石にそっくり! まちがって海の中でふんでしまうと背びれにとても強い毒を持っているので大変です。普段はじっとしているので、体の何処に目、口、背びれがあるのか探してみましょう!


写真提供:ニフレル

協力・監修/ニフレル
吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内 ニフレル
TEL:0570-022060(ナビダイヤル)
>>> https://www.nifrel.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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