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今月のどうぶつ:ホシエイ
学名:Bathytoshia brevicaudata
トビエイ目 アカエイ科
生息地:本州から北海道の沿岸から沖合底
ホシエイと同じ軟骨魚のホシザメ。
日本海ゾーンに展示中
ホシエイの「星」の正体
日本海ゾーンの大水槽を優雅に泳ぐ姿が人気のホシエイは、エイの中では大きい方です。体盤幅が180㎝にもなり、同じ水槽で展示中の125㎝ほどのホシザメを上回る大きさです。ホシザメもホシエイも、海底近くを泳ぐのを好む軟骨魚で、どちらも名前の由来は星に見える背中の白い斑点にあります。 ところが、ホシエイの場合、その「星」は模様ではなく、白いふちが付いている穴なのです。ホシエイの「星」は実はロレンチーニびんと呼ばれる感覚器官の開口部です。神経でつながっているこの器官には、生物が発する微弱な電気を察知する役割があります。
大水槽の中のホシエイ
「卵胎生」とは?
マリンピア日本海で飼育しているホシエイの見どころは、たくさんあります。運がよければ求愛行動を見ることができるかもしれません。エイの求愛行動は、オスがメスのヒレにかみ付きます。これは、にげられないようにして、交尾を行うためだと考えられています。
エイやサメには、魚の中ではめずらしい「卵胎生」という方法ではんしょくする種類もいます。卵胎生とは、交尾によって受精された卵がメスの体内でふ化して、稚魚として出産されるはんしょく形態のことです。ホシエイの場合、交尾してから約1年後に親と同じ形の稚魚が生まれて来ます。
マリンピア日本海で生まれた稚魚
マリンピアニュース
SADO~世界に誇る自然と文化~
2024年に金山が世界文化遺産に登録されたことによって注目されるようになった佐渡島。この機会に佐渡島の成り立ちや自然環境、また水族館ならではの「水」をテーマにした企画展示を開催する運びとなりました。開催期間は2025年7月18日(金)から2026年2月23日(月)までです。場所は1階の企画展示室です。
写真提供/新潟市水族館マリンピア日本海
協力・監修/新潟市水族館マリンピア日本海
〒951-8555 新潟市中央区西船見町5932-445
TEL 025-222-7500
https://www.marinepia.or.jp/

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