大阪
特集
2025.10.06

【エコチル特集】10月は食品ロス削減月間!食品ロスについて知って、考えて、減らそう!

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みんなは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物「食品ロス」がどれくらいあるか知っているかな? 日本でも、びっくりするほどたくさんの量の食べ物が捨てられているんだ。いっしょに「食品ロス」について考えてみよう!

日本で捨てられている食べ物はどのくらい?

10月は「食品ロス削減月間」といって、国民の間に広く食品ロスを減らすことについて、理解と関心を深める月なんだ。食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のこと。日本全体では、1年間に約464万t(2023年度推計)の食品ロスが出ているよ。日本のみんなが協力して、少しずつ減ってきているけれど、まだ国民1人あたり毎日おにぎり1個分を捨てているのと同じくらいの量なんだ。

食品ロスは"もったいない"だけじゃない!

食品ロスが問題なのは、もったいないというだけじゃないよ。食べ物を作るには、田んぼや畑で水を使い、肥料やエネルギーを使い、運ぶためには燃料も必要になる。それを食べずに捨てると、せっかく使った資源やエネルギーも全部むだになってしまうんだ。さらに、捨てられた食べ物を燃やすときにはCO2(二酸化炭素)が出て、地球温暖化の原因にもなってしまう。

そして世界では、約6億7300万人が十分な食べ物を食べられずに苦しんでいるといわれているよ。それなのに、日本では食べられる物がたくさん捨てられているのは、やっぱりおかしいよね。

大阪府だけでも、年間約38万tもの食品ロスが出ていると推計されているよ(2022年度)。これは、おにぎりで考えると約37億個分! すごい量だけど、1人1人がちょっと工夫するだけで確実に減らせるんだ。

「食品ロス削減月間」の10月、まずは食品ロスについて知って、何ができるか考えることから始めてみよう。

大阪府のホームページ「もったいないやんへらそう食品ロス」で楽しみながら食品ロスについてくわしくなろう!

クイズを解きながら食品ロスの基礎知識を学べたり、遊びながら食品ロスについて学べるカードゲームをダウンロードできたりするよ。食材のおいしさを長持ちさせる方法やレシピも! おうちの人と活用してみよう。

>>> ホームページはこちら

[ホームページでダウンロードしてやってみよう!]
「なんでやろう?食品ロスカードゲーム」
たこ焼きを作って食べるまでに、どんな食品ロスが出て、それらの食品ロスをどのように解決するかを遊びながら考えられるよ。遊ぶだけでくわしくなれちゃうね!

数字で見るとよく分かる!
何が多い?減らすには何をすれば良い?大阪府の食品ロスをデータで見てみよう!

大阪府は、より効果的に食品ロスを減らせるように、2022年度に発生した大阪府の食品ロスについて調べたよ。その結果を見てみよう!

家庭系…みんなのおうちで出る食品ロスのこと
事業系…お店や会社から出る食品ロスのこと

大阪府のみんなががんばっているから、2019年度に比べて2022年度は減っているね。目標まであと少し! 食品ロスは「家庭系」が多いみたい。これからも関心を持って減らしていこう。

大阪府は全国に比べて、食品製造業(食べ物を作る工場など)より、外食産業(レストランなど)や食品小売業(スーパーなど)での食品ロスが多いことが分かるね。つまり、お店で残さず食べるなど、みんなが協力できることがたくさんあるってことなんだ。

数字で大阪府の食品ロスについて学んだあとは…
できることから食品ロスを減らしてみよう!

おうちでやってみよう

【買い物前に冷蔵庫チェック!】
何がどのくらい残っているかチェックして、買い物メモを作るのがおすすめ。スマホで冷蔵庫の中の写真をとっておくのも良いね。

【食材を上手に保存!】
野菜も果物も、それぞれに合った保存の仕方でおいしさを長持ちさせられるよ。お肉や魚をまとめ買いしたら、悪くなる前に冷凍するのがおすすめ。大阪府のホームページでそれぞれに合った保存方法を紹介しているから見てみよう。

>>> くわしくはこちら

【使い切り&食べ切りレシピを活用!】
キャベツのしんや大根・ニンジンなどの皮は普段捨てられがちだけど、おいしく食べることができるよ! 大阪府はそれらを使ったレシピをたくさん紹介しているんだ。なかなか使い切れない調味料を使ったレシピもあるから参考にして作ってみよう。

>>> 食品ロス削減レシピはこちら

【フードドライブに参加!】

おうちで食べ切れない物など、未開封で賞味期限前の食品を集めて、福祉団体や生活の助けを必要とする人などに無償でゆずる「フードドライブ」。おうちにあったら、ホームページで近くの受付窓口を調べて持って行こう。

>>> くわしくははこちら

お出かけでやってみよう

【食べ切れる分だけ注文!】
注文する前にお店の人に量や食材を聞いてみるのがおすすめ。ご飯などの量を選べる小盛りメニューがあったり、苦手な食材をぬいてもらえたりすることもあるから、聞いてみよう。

【食べ残しを持ち帰る!】
気を付けても出てしまった食べ残しを持ち帰るアクション「mottECO(モッテコ)」。右のマークがあるお店は、持ち帰りをすすめているよ。専用の容器があるお店もあるから活用してみよう。
※持ち帰る行為は自己責任なので、安全においしく食べる方法をお店の人にしっかり確認しよう。

>>> くわしくはこちら

10月は府内のお店で
「大阪もったいないキャンペーン」を実施中だよ!

府内のスーパーや生協などの小売店で食品ロスを減らす取り組みをたくさんしたり、お客さんに食品ロスを減らす呼びかけをしたりするよ。すぐに食べる物は手前から取る「てまえどり」や消費期限が近い値引き品、小分け販売など、みんなも上手に活用して食品ロスを減らそう!

>>> 参加店舗などくわしくはこちら

 


監修:大阪府環境農林水産部

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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