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2026.03.09

【エコチル特集】私たちの暮らしを支える 化学物質を正しく使おう!

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私たちが日ごろ使っている製品は、化学物質のさまざまな性質を利用して作られています。とても便利な化学物質ですが、どんな風に生活の役に立っているのでしょうか。ここで、化学物質との上手な付き合い方をいっしょに学びましょう。

私たちの身の回りは化学物質でいっぱい

私たちの身の回りにある物は、すべて「化学物質」からできています。水や空気、食べ物、服、文房具、そして人の体の中まで、どれも化学物質です。鉱物や植物など、もともと自然にある物や、人間が作り出した物があって、燃えやすい、くっつく、軽くてじょうぶ、油よごれを落とすなど、さまざまな性質があります。

その性質を生かして、洗剤、薬、プラスチック、燃料など、さまざまな物が作られていて、特に石油からは多くの種類が作られています。今、日本の中で使われている化学物質は、数万種もあるといわれています。

正しく使って環境リスクを減らそう

化学物質は便利ですが、使い方をまちがえると人や動物、植物に悪い影響をあたえる可能性があります。これを「環境リスク」といって、体に入る量が多いほど大きくなるのです。だから、製品の表示をよく読み、決められた使い方や量を守ることが大切です。

化学物質と上手に付き合うには、身の回りの化学物質の環境リスクを正しく理解することが大事。どんな化学物質が使われているのか、どんな性質があるのか、などを考えてみましょう。そして、正しく使って、化学物質と上手に付き合っていきましょう。

[図1] もともと自然にある化学物質(例)

火山などで自然に発生
二酸化硫黄、硫化水素など

鉱石など
鉄、アルミニウム、金、銀、銅、水銀、ヒ素、石油など

植物
木材 (セルロース。ヘミセルロース、 リグニンなど)

体内で生成
お酒を飲んだ後 (アセトアルデヒドなど)

生物の毒
ハチの毒 (ヒスタミンなど)

カエルの毒 (ブフォテニンなど)

フグの毒 (テトロドトキシンなど)

[図2] 人間が作り出した化学物質(例)

プラスチック
ペットボトルなどに使われている「ポリエチレンテレフタレート(PET)」はプラスチックの一種です。石油及び植物を原料とするエチレングリコールとテレフタル酸を反応させて作られます。炭素(C)と水素(H)と酸素(O)からできています。

殺虫剤
蚊取り線香など、ピレスロイド系殺虫剤の主成分は人工的に合成された化学物質です。この物質は除虫菊などにふくまれる天然の殺虫成分に似せて作られています。きちんと使えばヒトに対しては影響が小さく、害虫には効果があるので、家庭用殺虫剤に使われています。

[図3] 私たちの生活で利用している化学物質を調べてみよう!

掃除をしたり、お風呂に入ったり、歯をみがいたり…普段の生活で化学物質は、いろいろな場面で使われています。

風呂・洗面・化粧

工作・塗装

掃除

クルマなど乗り物

食事

洗濯

医薬品

害虫対策

かしこく使おう化学物質

化学物質には便利な性質もあります。 どんな物でも多かれ少なかれ、ヒトや動植物に有害な性質を持っています。 しかし、正しい使い方をすれば環境リスクを減らすことができます。

排出ガス
排出ガスの量をできるだけ少なくするために、自家用車の代わりに電車やバスなどの公共の乗り物を利用しましょう。クルマを利用する場合は、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、水素燃料電池自動車などを利用する、急発進・急加速をしない、なども効果があります。

洗剤
洗濯には、洗いたい物の量とよごれの程度に合った正しい量の洗剤を使いましょう。洗濯排水を直接川などに流さないですむよう、下水道や浄化槽の整備も必要です。

殺虫剤
こまめに掃除をするなどして、害虫が発生する場所を作らないようにしましょう。殺虫剤を使うときは最小限にして、使った後は空気を入れかえましょう。

塗料
ペンキなどの塗料を使うときには、窓を開けたり換気扇を回したり、空気の入れかえをして、においをあまり吸いこまないように注意しましょう。

化学物質について、さらに知りたいときは
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監修:環境省環境保健部化学物質安全課

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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