北海道
特集
2026.03.09

【エコチル特集】地球環境を守りながら、経済も成長させるGX(グリーントランスフォーメーション)って何?

目次 [非表示]

GXとは、豊かな地球環境を守り、経済を成長させてより良い暮らしを目指すことです。GXと再生可能エネルギーの関係について、いっしょに見てみましょう。

GXと再生可能エネルギー

みなさんは、「GX(グリーン トランスフォーメーション)」という言葉を聞いたことはありますか? GXとは、地球温暖化の原因となる化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギー「再生可能エネルギー(再エネ)」を活用することです。さらに、地球環境を守りながら、再エネを活用して経済を成長させることを目指しています。

石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料を使用すると、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスが排出されます。また、化石燃料は限りある資源のため、使い続けると将来なくなる可能性があります。

太陽光や風力、地熱、中小水力などを利用する再エネは、エネルギーが作られるときに、温室効果ガスを排出しません。そのため、地球温暖化対策として注目されています。また、化石燃料のようになくなる心配がなく、半永久的に利用し続けることができます。

自然豊かな北海道は、再エネをつくり出すポテンシャル(可能性)が全国トップレベルといわれています。国の調査では、太陽光発電、風力発電、中小水力発電が1位、地熱発電が2位です(図2)。

豊かな地球環境と経済成長の両立

GXの目指すところは、地球環境を守りながら、再エネを活用して経済を成長させることです。これまでは、環境を守ろうとすれば経済が成長しにくく、経済を優先すれば環境が犠牲になるという課題がありました。GXは、環境対策だけでなく、新たな産業を生み出し、経済を活性化させる手段としても重要視されています。

化石燃料から、再エネに転換すること自体が、新しい製品やサービス、仕事を生み出すことにつながります。例えば、風力発電が進むと、風車の建設やメンテナンスなど、地域に新たな産業や雇用を生み出します。電気で走るEV車が普及すると、新たな部品の製造や新しい技能・知識を持つ人材が必要になります。

北海道は豊富にある再エネを活用し、GXに取り組んでいます。ぜひ、今後注目してみてください。

[図1] GXは何のため?

[図2] 北海道は再生可能エネルギーが豊富!

自然豊かな北海道は、再エネをつくり出す ポテンシャル(可能性)が全国トップレベル!

化石燃料と再生可能エネルギーについて、くわしく見てみよう!

化石燃料とは…
動植物などの死がいが長い時間をかけて変化してできた燃料のこと

石炭
植物が地中にうまり長い時間をかけて変化したもの

石油
動植物の死がいが地中に堆積し、長い時間をかけて液体化したもの

天然ガス
動植物の死がいが地中に堆積し、長い時間をかけて分解して発生したガス

化石燃料のデメリット・問題点

気候変動:化石燃料を燃やすことにより、CO₂など温室効果ガスが発生し、地球温暖化が進む

大気汚染:CO₂以外にもSOx(硫黄酸化物)やNOx(窒素酸化物)など、さまざまな汚染物質が発生する

健康被害:汚染物質は、肺や器官、心臓など人の健康にも悪影響をおよぼす

資源の枯渇:化石燃料は地球上に限られた量しか存在せず、将来的になくなる可能性がある

再生可能エネルギー(再エネ)とは…
エネルギーの発生時に温室効果ガスを排出しないエネルギーのこと

太陽光発電
太陽の光を活用した発電方式

風力発電
自然の風のエネルギーを利用する発電方式

中小水力発電
川などの水の流れを利用する発電方式

地熱発電
地下のマグマの熱を利用する発電方式

再生可能エネルギーのメリット

・化石燃料とちがい、自然環境を活かし、絶えず再生できる
・環境に優しく、CO₂を排出しないため、地球温暖化対策として注目されている
・なくなる心配がなく、半永久的に利用し続けることが可能


制作協力・監修:北海道環境生活部環境保全局環境政策課

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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